世界ランキング1位で来週から始まる「全豪オープン」に第1シードで出場するシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、今年最初のグランドスラムに向けて、昨年後半の怪我の影響はなくコーチ不在にもかかわらず前向きな姿勢を示した。BBCなどが報じた。ハレプは昨…

世界ランキング1位で来週から始まる「全豪オープン」に第1シードで出場するシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、今年最初のグランドスラムに向けて、昨年後半の怪我の影響はなくコーチ不在にもかかわらず前向きな姿勢を示した。BBCなどが報じた。

ハレプは昨年、「深センオープン」「全仏オープン」「ロジャーズ・カップ」で優勝したほか、ランキングでもほとんどの期間にわたって1位を守るなど堅固な立場を築いた。

一方で、シーズン後半には椎間板ヘルニアにより、棄権や大会の欠場を余儀なくされるアクシデントにも見舞われた。

ほかにも2018年の11月にはコーチだったダレン・ケーヒル氏との関係を解消して、ハレプのコーチが不在の状況になっていた。

そのハレプは復帰戦となった「シドニー国際」では、自身初戦となる2回戦でアシュリー・バーティ(オーストラリア)に4-6、4-6で敗退しており、コーチの不在や怪我の影響も懸念された。

しかし、ハレプ自身は現在でも前向きだ。「いいレベルのテニスができた」とコメントしたほか、背中についても「痛みはない。もっと自分を信じなければならない」と同選手は話しており、BBCが伝えている。

またハレプはコーチについてもクレーシーズンまで迎え入れない方針をWTA(女子テニス協会)の公式サイトを通じて明かしている。「3つから4つの大会までは現状のままだ。このままある種一人でやってみて、どうなるか見守るつもりだ」と同選手はコメントしており、コーチ不在のまま「全豪オープン」を迎える様子だ。

ハレプは「全豪オープン」の1回戦でカイア・カネピ(エストニア)との対戦を予定。世界1位の実力を改めて見せてくれることを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は記者会見でのシモナ・ハレプ

(Photo by Mark Metcalfe/Getty Images)