今シーズン限りでの引退を発表した元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そんなマレーに向けて多くのトップ選手がメッセージを贈っている中、錦織圭(日本/日清食品)も想いを語った。「全豪オープン」公式サイトによると、錦織はマレーの引退表明につ…

今シーズン限りでの引退を発表した元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そんなマレーに向けて多くのトップ選手がメッセージを贈っている中、錦織圭(日本/日清食品)も想いを語った。

「全豪オープン」公式サイトによると、錦織はマレーの引退表明について「正直とても悲しいです。何回もプレーし、彼からたくさんのことを学びました。彼は多くの素晴らしい才能を持っています。彼はトップ4として長い間プレーしてきましたから」と記者会見で話した。

また錦織は「僕は彼のために何もすることができないですが、彼が良くなって、プレーを続けてくれることを願ってやみません」と、マレーがプレーを続けることを望んだ。

錦織のほかに、自身も怪我に苦しみ、一時は引退も考えたというフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)も「アンディ、会見を見たよ。お願いだから挑戦をやめないで、闘い続けてほしい。君の苦しみや悲しみはわかる。でもきっと乗り越えられるはずだ」「みんな君が大好きなんだ」と自身のTwitterに投稿し、マレーを引き留めている。

マレー自身は「ウィンブルドンに出場して終了したいと自分のチームに言ったが、私はそれができるか確信がない」と話しており、1月14日開幕の「全豪オープン」が最後の大会となる可能性もあるようだ。

ファンだけでなく、多くの選手がマレーの動向に関心を寄せる中、「全豪オープン」ではどのようなプレーを見せるのか。マレーの勇姿に注目したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年ツアー最終戦でのマレー(左)と錦織(右)

(Photo by Julian Finney/Getty Images)