*写真:卓球ロボット「フォルフェウス」/撮影:長田洋平(アフロ)大手電気機器メーカーのオムロン株式会社がテクノロジーの祭典、「CES 2019」で初出展する5代目卓球ロボットの「フォルフェウス」の概要を明らかにした。4代目からの変化としては…

*写真:卓球ロボット「フォルフェウス」/撮影:長田洋平(アフロ)

大手電気機器メーカーのオムロン株式会社がテクノロジーの祭典、「CES 2019」で初出展する5代目卓球ロボットの「フォルフェウス」の概要を明らかにした。

4代目からの変化としては3点ある。

1つ目の変化は、軌道予測の精度向上と、肘機構の追加実装により、返球できる球種が1種類(回転があまりかかっていないボール)から3種類(回転があまりかかっていないボール/下回転/上回転)に増加したこと。

2点目は、ボールの予想能力の向上。高速カメラを追加実装することで、センシング能力が大幅に改善。プレイヤーが返球する位置・球種をプレイヤーが打つ直前に予測できるようになったことで、従来より高速で正確な返球対応が可能になった。さらに、モーションカメラを2台に増やすことで、プレイヤーの身体に隠れた腕の動作も正確にセンシングできるようになったという。

3点目はパーソナル・コーチング機能が追加されたこと。ラリーを通じて収集したプレイヤーの動作情報から、プレイヤーの動作と、上級者の動作の差異を分析してアドバイスを提示することができるのだ。

現在、スポーツの分野でも様々なテクノロジーが発達してきているが、近い未来、ロボットが人間と対等に戦えるような日が来るのかも知れない。今後の発展に期待がかかる。

文:ラリーズ編集部