それは2019年の本格的な仕事始めとなった、1月7日の午前中のこと。東京スポーツのWEB版から野球ファンへ衝撃の第一報…

 それは2019年の本格的な仕事始めとなった、1月7日の午前中のこと。東京スポーツのWEB版から野球ファンへ衝撃の第一報がもたらされました。

「巨人・長野 丸の人的補償で広島移籍へ」

 丸佳浩の人的補償がジャイアンツの誰になるかは昨年末から大きな関心事でした。

 

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西武移籍に伴い内海が失ってしまった将来の可能性とは(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/tetsuyautsumi-transfers-team-2/)

浅草キッド「日付け以外は全て誤報」

 

 去年は同じく西武からFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償として、ベテラン左腕の内海哲也が「流出」したばかり。巨人はかつて、大竹寛を獲得した際の人的補償として有望株の一岡竜司をミスミス手渡してしまった苦い過去があるだけに、期待の若手をしっかりプロテクトしたのでしょう。内海に続き、またも功労者である長野久義がチームを離れることに、G党からも哀しみの声が相次ぎました。

 しかし、人は信じたくない情報は信じないもの。ファンの中には第一報が東スポということから、冷ややかな反応をして自身を納得させようとする方もいました。

 「どうせ東スポだろ…。発表があるまで信じないよ」

 お笑いコンビの浅草キッドがかつて「日付け以外は全て誤報」とネタにしたほど、東スポは娯楽性を重んじる紙面展開をしていました。

 「プレスリー生きていた」

 「千葉にカッパ来襲」

 「阪神次期監督に上岡竜太郎」

 「大仁田爆死」

 何気ない夕方の日常。それをぶち壊す激しい一面見出し。ネタが無いとUFOも飛ばします。それが東スポ。過去にはエンターテインメントを希求しすぎたことから、真面目な人々がおちょくるメディアになっていたことも事実です。

世間のイメージとは違う野球業界内での「東スポ」

 しかし野球業界内での「定説」は世間一般とは少し違います。メディア関係者からは「東スポの野球報道はガチ」と言われているのです。

 だから、今回の第一報を目にしたときの球界関係者はほとんどがこう確信しました。

 「また東スポが抜いたな…」

 業界内ではもう一つの「定説」があります。それは「東スポ出身者は出世する」というものです。優れた記者を続々輩出することから「育成の東スポ」とも呼ばれます。

 なぜ、東スポの記者は腕が磨かれるのでしょうか。それは夕刊紙という特別なメディアであることが大きいです。

 例えばナイターが終わると、朝刊スポーツ紙の記者たちは選手からコメントを取り、勝因や敗因を分析してヒーローや敗軍の将などを描き、それが翌朝の新聞に掲載されてます。

 翌日の午後に販売される東スポが朝刊紙と同じ取材をしていても、タイムラグが生じてしまうから売り物になりません。だから朝刊紙とは違った独自の視点で記事を書くことが求められます。

「育成の東スポ」、「東スポ出身者は出世する」

 群れることなく、常に独自の取材網を構築して、本音で勝負する。取材対象とのトラブルは日常茶飯事ですが、しっかりと正面から受け止めて、それすらも前に進む糧にする。東スポはそんなタフな記者の集まりです。今回も何らかの情報をキャッチして、確証を得た上でネットにアップしたと見られます。

 思えば1年前の1月17日にも、東スポは中日へFA移籍した大野奨太捕手の人的補償として日本ハムが竜のレジェンド・岩瀬仁紀投手兼コーチを求め、水面下では大問題になっていたことを報じ、大きな話題になりました。

 ニッポンのお屠蘇気分をぶち破るのは東スポのガチスクープである…今後はこちらも「定説」になっていくかもしれません。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]