ATP(男子プロテニス協会)は1月7日、2019年で最初のランキングを公表し、錦織圭(日本/日清食品)がその中で9位とトップ10圏内を維持した。昨年末から順位に変動はなかった一方で、「ATP250 ブリスベン」で優勝して160ポイントを積み…

ATP(男子プロテニス協会)は1月7日、2019年で最初のランキングを公表し、錦織圭(日本/日清食品)がその中で9位とトップ10圏内を維持した。昨年末から順位に変動はなかった一方で、「ATP250 ブリスベン」で優勝して160ポイントを積み上げた。

同大会の最終日に錦織は、決勝戦で世界16位のダニール・メドベージェフ(ロシア)を、6-4、3-6、6-2で破り優勝。ランキングの上昇こそなかったものの、ポイントを加算した。

錦織は「シーズンを優勝で始めるのは初めてなので、とても良い準備ができてメルボルンに向かえると思います」とも語っており、「全豪オープン」に向けて弾みをつけている。

その他、トップ20では大きな順位の変動はなかったが、マルコ・チェッキナート(イタリア)が自身のキャリアハイを更新し、18位に順位を上げた。

さらに、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)もキャリアハイを更新して20位にランクイン。今回は自身初となるトップ20入りとなっており、幸先のいい今シーズンのスタートを切った。

日本人選手としては、西岡良仁(日本/ミキハウス)が前回のランキング順位と同じ75位、ダニエル太郎(日本/エイブル)が1つ順位を落として78位となった。

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【1月7日付最新ATPランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 9,135

2.(2)ラファエル・ナダル(スペイン) 7,480

3.(3)ロジャー・フェデラー(スイス) 6,420

4.(4)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 6,385

5.(5)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 5,300

6.(6)ケビン・アンダーソン(南アフリカ)  4,810

7.(7)マリン・チリッチ(クロアチア)  4,160

8.(8)ドミニク・ティーム(オーストリア) 4,095

9.(9)錦織圭(日本/日清食品) 3,750

10.(10)ジョン・イズナー(アメリカ) 3,155

11.(11)カレン・ハチャノフ(ロシア) 2,835

12.(12)ボルナ・チョリッチ(クロアチア) 2,435

13.(13)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,315

14.(14)カイル・エドマンド(イギリス) 2,150

15.(15)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 2,095

16.(16)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 2,037

17.(18)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 1,900

18.(20)マルコ・チェッキナート(イタリア) 1,889

19.(17)ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 1,880

20.(21)ニコラス・バシラシビリ(ジョージア) 1,820

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75.(75)西岡良仁(日本/ミキハウス) 701

78.(77)ダニエル太郎(日本/エイブル) 691

(テニスデイリー編集部)

※写真は会見での錦織圭

(Photo by TPN/Getty Images)