「力は上なのに負けてしまった試合が多い」

1月6日、ティンバーウルブズがヘッドコーチと球団社長を兼任していたトム・シボドーの解任を発表した。

ウルブズオーナーのグレン・テイラーは、解任理由を『Star Tribune』に語った。

「シーズンも折り返し地点を迎え、想定していた位置にも、あるべき位置にもいない。我々はまだプレーオフ進出を諦めていない。レギュラーシーズンは後半戦を残している。今回の人事により、どういう変化が起こるか見たい」

今シーズンのウルブズは、シーズン開幕前からジミー・バトラーのトレード要求に対応を迫られるなど、ゴタゴタが続いた。最終的には、昨年11月10日にバトラーをセブンティシクサーズにトレードし、ロバート・コビントン、ダリオ・シャリッチ、ジェリッド・ベイレスを獲得して心機一転となったが、解任発表時点でウルブズは19勝21敗で西カンファレンス11位に低迷している。

テイラーは、戦績が解任を決断した大きな理由だったとも話している。「私は結果しか見ていない。私が思うに、サンズ、ピストンズ、ペリカンズ、ホークスに負けるべきではなかった。(解任を決めたのは)このような試合が原因だったかもしれない。我々の方が力は上なのに負けてしまった試合が多い。解任の理由は明らかだ。もちろん、こういう結果になるべきではなかったことも理解している」

昨シーズン14年ぶりにチームをプレーオフに導いたシボドーは、就任から3年半で97勝107敗という戦績を残した。今シーズン終了までは、アシスタントコーチのライアン・サンダースが暫定的に指揮を執る予
定となっている。