直近12試合で平均40.1得点、9.0アシスト、6.6リバウンド

驚異的なペースのスタッツを維持しているジェームズ・ハーデンが、難所オラクル・アリーナでも大仕事をやってのけた。

1月3日に王者ウォリアーズと敵地で対戦したロケッツは、ハーデンがオーバータイム残り2.7秒に、クレイ・トンプソンとドレイモンド・グリーンの守備越しに決勝3ポイントシュートを成功させ、135-134で勝利し、今シーズン初の6連勝で西カンファレンス4位に浮上した。

23本中10本の3ポイントシュート成功を含む44得点10リバウンド15アシストのトリプル・ダブルを決めたハーデンは、試合後「みんなは、自分のファウル云々についてばかり話をしていて、実際にコートでやっている素晴らしいプレーについては論じてくれない。そういう部分を意識して欲しいよ」と、皮肉を込めてコメント。目の前でウィニングショットを決められたウォリアーズのステフィン・カリーは、「脱帽するしかない」と、ハーデンを称えた。

「試合の大半で彼に難しいプレーを強いることができたと感じた。それでも、タフなシュートを決められた」

ハーデンは、これで直近12試合で平均40.1得点、9.0アシスト、6.6リバウンドを記録。チームも11勝1敗と白星を伸ばし、カンファレンス14位からトップ4にジャンプアップした。

過去50シーズンで、5試合続けて40得点超えを果たした選手は、マイケル・ジョーダン、アレン・アイバーソン、コービー・ブライアント、そしてハーデンのみ。またハーデンは、8試合続けて3ポイントシュートを5本以上成功させたNBA史上初の選手にもなった。

スタートダッシュに失敗したロケッツだが、クリス・ポールが負傷離脱してから無双状態が続くハーデンの活躍で、とうとう西の4位に浮上した。ハーデンとともに、ロケッツの勢いはいつまで続くのだろうか。