3日、「ATP250 ブリスベン」「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦・準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝が行われ…

3日、「ATP250 ブリスベン」「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦・準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝が行われた。

この日は錦織圭(日本/日清食品)、大坂なおみ(日本/日清食品)、ダニエル太郎(日本/エイブル)、内山靖崇(日本/北日本物産)がそれぞれ同じセンターコートに登場する、日本テニス界にとって非常に嬉しい一日となった。◇   ◇   ◇

男子シングルス準々決勝で、今大会第2シードで世界9位の錦織圭(日本/日清食品)がベスト4に勝ち進んだ。錦織は第6シードで世界19位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を7-5、7-5のストレートで下し、2017年同大会決勝で敗れた相手に借りを返した。

錦織はこの試合、ファーストサーブの確率が80%と高い数字を記録。1度のブレークは許したものの、ピンチはその1本のみとほぼ安定した試合運びで、次戦にも期待の持てるプレーを見せた。

一方、内山靖崇(日本/北日本物産)とダニエル太郎(日本/エイブル)は残念ながらそれぞれ敗退となった。

予選勝者で世界185位の内山は今大会で自身初となるツアーベスト8入りを果たしたが、準々決勝で世界40位ジェレミー・シャルディ(フランス)に惜しくも競り負けた。

世界77位のダニエル太郎は今大会予選敗退後、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が棄権したためラッキールーザーとして本戦出場。しかし初戦として臨んだ2回戦、元世界5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)に対し序盤は善戦するも勝利を掴むことはできなかった。

女子シングルス準々決勝では、今大会第2シードで世界5位の大坂なおみ(日本/日清食品)が逆転勝ちでベスト4進出を決めた。

過去2連敗中だった相手、第8シードの世界11位アナスタシア・セバストワ(ラトビア)に第1セットを奪われるも、第2セットで息を吹き返した大坂。6-0の通称「ベーグル」で第2セットを取り返すと、最終セットも追いすがろうとする相手を振り切った。

◇   ◇   ◇

【1月3日 主な試合結果】

◆男子シングルス

準々決勝

〇[2]錦織圭(日本/日清食品)7-5、7-5 ●[6]グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)

〇ジェレミー・シャルディ(フランス)6-4、3-6、7-6(4) ●[Q]内山靖崇(日本/北日本物産)

2回戦

〇[PR]ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)7-6(5)、6-3 ●[LL]ダニエル太郎(日本/エイブル)

◆女子シングルス

準々決勝

〇[2]大坂なおみ(日本/日清食品)3-6、6-0、6-4 ●[8]アナスタシア・セバストワ(ラトビア)

◆女子ダブルス

準々決勝

〇[2]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/シュー・イーファン(中国)6-2、7-5 ●穂積絵莉(日本/橋本総業ホールディングス)/アリシア・ロソルスカ(ポーランド)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 ブリスベン」での錦織圭

(Photo by Chris Hyde/Getty Images)