「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス準々決勝で第2シードの錦織圭(日本/日清食品)が第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。錦織が7-…

「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会4日目、男子シングルス準々決勝で第2シードの錦織圭(日本/日清食品)が第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。錦織が7-5、7-5で勝利し、ベスト4入りを果たした。

勝利した錦織は、準決勝でジェレミー・シャルディ(フランス)と対戦する。シャルディは内山靖崇(日本/北日本物産)を破っての勝ち上がり。

第2セットもディミトロフのサービスゲームから始まった。第1ゲームで錦織はデュースまで追い込んだがブレークまで至らない。そして第2ゲームで30-40とこの試合で初めてディミトロフにブレークポイントを握られる。

なんとかしのぎたい錦織はネットプレーに出るが、ボレーがサイドアウトとなってブレークを喫した。続く第3ゲームでブレークバックのチャンスを作った錦織だが、ディミトロフのスーパープレーに阻まれブレークすることができない。

1ブレークダウンとされた錦織は第7ゲームでも2本のブレークチャンスを迎えると、一旦はしのがれてデュースに持ち込まれたが、このチャンスを活かしてついにブレークバックに成功。ゲームカウント3-4とし、ブレークの数で並んだ。

お互いにキープして迎えた第11ゲームでディミトロフが2連続でダブルフォルトとなり、錦織にブレークチャンスが訪れる。そしてラリーを制した錦織がブレークに成功し、勝利まであと1ゲームとした。

ゲームカウント6-5で迎えた第12ゲーム、錦織のサービング・フォー・ザ・マッチ。ここを錦織が落ち着いてキープし、7-5で第2セットを連取して勝利を決めた。

錦織はこの試合、ファーストサーブの確率が非常に高く80%を記録。ファーストサーブでのポイント獲得率も79%、セカンドサーブでも75%でポイントを獲得した。1ブレークを許したものの、ピンチはこの1本のみと安定した試合運びを見せ、次戦に期待の持てる内容だった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 ブリスベン」での錦織圭

(Photo by Chris Hyde/Getty Images)