「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)が公式Twitterで、第1シードで出場予定だったラファエル・ナダル(スペイン)が欠場することを発表。代わりに予選で敗退していたダニエル太郎(日…

「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)が公式Twitterで、第1シードで出場予定だったラファエル・ナダル(スペイン)が欠場することを発表。代わりに予選で敗退していたダニエル太郎(日本/エイブル)がラッキールーザーとして本戦に出場することが決まった。

2018年に「全仏オープン」を含む5大会で優勝する良好な成績を収めたナダルだが、シーズン後半には膝や腹筋の怪我により「全米オープン」以降、相次いで大会を欠場していた。

先月の28日にUAEのアブダビで行われたエキシビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」で約4ヵ月ぶりに実戦のコートに戻ってきたナダルは、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。試合には負けたものの、3セットを戦い抜けるまで回復した姿を見せていた。また、ナダルのコーチを務めるカルロス・モヤ(スペイン)も「われわれはまさに望んだ場所にいる。回復は順調だ」と話していたが、そこからわずか5日後に左大腿の負傷によっての棄権となってしまった。

世界77位のダニエルが対戦するのは世界239位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)。現在の世界ランキングではダニエルの方が上回っているが、ツォンガは2012年に自身最高位の5位を記録し、その後もトップ20位以内で活躍してきた選手。昨年は膝の手術などにより欠場が続き、現在の位置まで順位を落としている。9月に復帰したものの、良い成績を残せないままシーズンを終えた。しかし、今大会の1回戦ではタナシ・コキナキス(オーストラリア)を7-6(6)、6-4のストレートで破っており、調子を戻してきている。

本来の実力で見ると格上の相手だが、ダニエルが見事に勝利を飾ることができるのか、期待がかかる。両者の試合は、日本時間の1月3日午前10時頃に開始予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「ATP250 ウィンストン・セーラム」でのダニエル太郎

(Photo by Jared C. Tilton/Getty Images)