シードへ向けて上々の出だしだ。2年ぶりに紫紺の襷を掛けて臨んだ往路。3区に配置されたエース阿部弘輝(政経3=学校法人石川)が流れを呼び込み、11位でゴール地点の芦ノ湖に飛び込んだ。主力を残した復路で上位進出を図る。

4年ぶりのシードが見えてきた。1区の鈴木聖人(政経1=水城)は18キロ地点の六郷橋で集団から遅れるも、終盤にペースアップ。先頭と36秒差の13位で2区の中島大就(商3=世羅)につなぎ、流れを作る役割をしっかり果たした。中島は不調の中でエース区間を任され、区間19位と苦しんだが、学生長距離界のトップランナーに変貌を遂げた阿部が5人を抜く快走でチームを勢いづけた。区間賞こそ区間新記録を出した青学大の森田に譲ったが、序盤から攻めの走りを貫き、区間歴代4位の好タイムで走り切った。

後続も続いた。4区を任された三輪軌道(理工3=愛知)は終始安定したペースメイクで4人抜き。8位に浮上し、上位進出の気運も感じさせた。初駅伝となった5区酒井耀史(商2=須磨学園)は終盤に失速するも粘り切り、シード権と42秒差で復路に向かう。

いよいよ明日、決着の時を迎える。7区小袖英人(政経2=八戸学院光星)、10区坂口裕之主将(政経4=諫早)は特に好走が期待される主力だ。また、今年から全日本シード8校を除いて上位2校に入れば、全日本出場権を得ることができる。悲願のシード権と三大駅伝の切符を手に入れるために、まだまだ紫紺の躍動から目が離せない。

[川和健太郎]