怪我からの完全復活を目指す、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーは2019年シーズンの開幕戦である「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会2日目にジェー…

怪我からの完全復活を目指す、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーは2019年シーズンの開幕戦である「ATP250 ブリスベン」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)の大会2日目にジェームズ・ダックワース(オーストラリア)と対戦し、見事6‐3、6‐4で勝利を挙げた。

マレーは2016年に9個のタイトルを獲得し、11月に悲願の世界ランキング1位に輝いた。しかし2017年「ウィンブルドン」の後、右臀部の怪我によりしばらくツアーを離脱。その後2018年6月に復帰したものの、9月の「ATP250 深セン」準々決勝で敗退後、少し足首に問題があるとして10月の「ATP500 北京」を欠場。そのまま2018年シーズンは7勝5敗の成績で終了していた。

約3ヵ月ぶりの公式戦でマレーは世界234位のダックワースに対し、余裕をもった試合運びではなかったが、随所に素晴らしい反応と読みを見せて勝利をもぎ取り、また完全復活に向けて一歩前進した。

試合後のオンコートインタビューでは「結構うまくやれたと思う。両者ともに試合の始めはエラーをおかしていて、少しナーバスだったかな。でも試合が進むにつれて、ラリーも良くなっていった」「長い休養の後の、新年最初の試合としては良かったと思う」と語ったとATP(男子プロテニス協会)は伝えている。

また「浮き沈みの多い18ヵ月で、本当にタフだった。コートに戻って来て、また試合に出場できるまで難しかった」「また戻ってこれて、試合に出場することができて嬉しいので、精一杯楽しんでいきたい」と語っている。

そのマレーはこの後日本時間2日18時頃から、2回戦となる第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)戦に挑む。再びトップレベルを目指す上で、乗り越えていかなければいけない勢いのある若手との対戦で、マレーがどんなプレーを見せるか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 ブリスベン」でのマレー

(Photo by TPN/Getty Images)