「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)で2019年シーズンをスタートさせる大坂なおみ(日本/日清食品)。その大坂の2019年の課題を、WOWOWの週刊テニスNAVI内のインタビューで伊達公子さ…

「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハードコート)で2019年シーズンをスタートさせる大坂なおみ(日本/日清食品)。その大坂の2019年の課題を、WOWOWの週刊テニスNAVI内のインタビューで伊達公子さんが語った。

伊達さんは、グランドスラムタイトルを獲得した大坂の次の壁について「確実にみんなから研究されて、今の勢いとパワーと自分の成長ぶりだけではいけない部分が必ず出てくると思うんですよね」と話す。

「このオフシーズンでどう勢いを持続させるかトライしていったことを、ステージが変わっても続けていくことが、彼女の更なるレベルアップに繋がるんじゃないかな」とトライし続けていくことが大切であると語った。

また、インタビューで今年のベストマッチは?と聞かれた伊達さんは、大坂の「全米オープン」4回戦のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)戦を挙げている。

「優勝はもちろんなんですけども、そこに行く道のりとしてこれまでの彼女だったらメンタル的にも崩れていた場面を乗り越えたということでも、決勝ではなくサバレンカ戦で」。

この試合で大坂は、第1セットを奪うも第2セットで反撃を許し、この大会初めてフルセットにもつれ込む。さらに第3セットでは苛立ちもつのり、先にブレークを許した。それでもこの日は我慢のプレーを続けて踏みとどまり、何度もこぶしを握りしめて自分を鼓舞し勝利をもぎ取った試合だった。

1月は「ブリスベン国際」、「シドニー国際」、「全豪オープン」と3大会に出場を予定している大坂。2018年の勢いのままスタートダッシュを決められるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」で優勝した大坂

(Photo by Chris Trotman/Getty Images for USTA)