アメリカ・ロードアイランド州ニューポートで開催されている「名誉の殿堂テニス選手権」(ATP250/7月11~17日/賞金総額51万5025ドル/グラスコート)のシングルス2回戦。 ウィンブルドンの4回戦に進出し、グランドスラム大会におけ…
アメリカ・ロードアイランド州ニューポートで開催されている「名誉の殿堂テニス選手権」(ATP250/7月11~17日/賞金総額51万5025ドル/グラスコート)のシングルス2回戦。
ウィンブルドンの4回戦に進出し、グランドスラム大会におけるキャリア最高成績を挙げたばかりの26歳、スティーブ・ジョンソン(アメリカ)が、第1セットを取るのにわずか20分、試合全体を終わらせるのに59分しか必要とせず、日本の杉田祐一(三菱電機)を6-1 6-4で破って準々決勝に進んだ。
ジョンソンはディフェンディング・チャンピオンで、今大会は2度優勝している(2009年と2015年)。
第2シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)は1セットダウンから挽回し、予選を勝ち上がったフランク・ダンシェビッチ(カナダ)を3-6 7-6(5) 6-4で下した。
今週、4つランクを上げて世界25位となったジョンソンは、試合の最初のポイントをサービスエースで取り、第1セットの第3ゲームから第5ゲームにかけて、わずか1ポイントしか落とさなかった。第2セットで戦いはより厳しいものになったが、きっちり勝利をつかみ、グラスコートでの戦績を11勝3敗に伸ばしている。
「第1セットはサービスがよかった」とジョンソン。「第2セットは杉田がいいリターンを返してきた。第1セットでほとんどポイントをプレーしなくていい(ほど簡単に取った)状態だったあとだけに、それが落とし穴になったと思う」。
ジョンソンはウィンブルドンの4回戦で、ロジャー・フェデラー(スイス)に敗れた。彼はまた先月、キャリア初のシングルス・タイトルをやはりグラスコートのノッティンガムで勝ち獲ったばかりだった。
「心地よくプレーしているが、いまだ心地よくないときがあるとも言える」とジョンソン。グラスというサーフェスについて「学ぶこと、上達させなければいけないことは、まだまだたくさんあるよ」という考えを示した。
彼は来月リオデジャネイロ五輪に行くのを楽しみにしていると言い、参加しない可能性を考慮したことはないと話した。「参加しないことなんて、考えたこともなかったよ」
ラジーブ・ラム(アメリカ)は第7シードのデュディ・セラ(イスラエル)に3-6 4-6で敗れた。風のあるコンディションに煩わされ、いいプレーができなかったと振り返ってkる。
「相手(セラ)はコンディションにうまく対処していたと感じた。彼は試合を通し、エネルギー溢れるプレーをしていて、今日は僕よりも上だった」とラムは続けた。
ニューポートで連覇を果たした最後の選手は、2011、2012年に優勝したジョン・イズナー(アメリカ)である。 第8シードのドナルド・ヤング(アメリカ)は、同胞のステファン・コズロフを6-0 6-4で倒して準々決勝に進出した、そこでジョンソンと顔を合わせることになった。
水曜日にプレーしたアメリカ人6人のうち、ブライアン・ベイカー、デニス・ノビコフは敗退。ベイカーは第4シードのマルコス・バグタティス(キプロス)に4-6 3-6で、ノビコフはビクトル・エストレーリャ ブルゴス(ドミニカ共和国)に6-7(3) 3-6で敗れた。
そのほかの試合では、マルコ・キュードネリ(スイス)が、ジョンパトリック・スミス(オーストリア)を1-6 6-3 6-3で倒し、準々決勝に駒を進めている。(C)AP