NPBエンタープライズは14日、第7回WBSC女子野球ワールドカップ2016に向け、侍ジャパン女子代表選手20名を発表した。■新ユニも発表、最大ライバルは「アメリカ」と大倉監督 NPBエンタープライズは14日、第7回WBSC女子野球ワールド…

NPBエンタープライズは14日、第7回WBSC女子野球ワールドカップ2016に向け、侍ジャパン女子代表選手20名を発表した。

■新ユニも発表、最大ライバルは「アメリカ」と大倉監督

 NPBエンタープライズは14日、第7回WBSC女子野球ワールドカップ2016に向け、侍ジャパン女子代表選手20名を発表した。

 今回選考されたのは、6大会連続出場となるベテラン外野手の志村亜貴子(アサヒトラスト)、4大会連続出場の六角彩子内野手(侍)、3大会連続出場の川端友紀内野手(埼玉アストライア)、唯一の高校生メンバーとなる清水美佑投手(埼玉栄高)といった面々。5連覇に向けて“マドンナジャパン”を牽引する大倉孝一監督(環太平洋大学)は、選手選考のポイントについて「機動力を重視した。そこからでも仕掛けられるチームを目指した」と語った。

 9月3日から韓国・釜山で開催される第7回WBSC女子野球ワールドカップ2016で、グループBに組み分けされたマドンナジャパンは、カナダ、オランダ、インドとリーグ戦を戦う。ここで2位以内に入れば、決勝リーグに進出できる。大倉監督は、最大のライバルとして「3大会連続で決勝で当たっているアメリカ」を挙げながら「オーストラリアとカナダもマークしなければいけないチーム」と警戒。事前に対戦相手の情報が得づらい環境もあるが「戦いながら決勝リーグに入るまでに、各国の戦力を見極めたい」と話した。

■川端友紀は「広角に打てる打撃を見て欲しい」

 マドンナジャパンの主将を任命された志村は「キャプテンだから、ということではなく、チームをまとめていきたい。5連覇を目指すことはもちろん、女子野球の発展のためにも頑張りたい」と意気込んだ。ヤクルト川端慎吾内野手を兄に持つ川端は「広角に打てる打撃を見て欲しい。常に全力でプレーする姿を子供たちに見せたい」とアピールした。

 今回大会から新デザインのユニフォームを採用。胸にある「JAPAN」の文字に、女性らしさと日の丸、そして闘志を意識した赤い縁取りをほどこした。新しいユニフォームに袖を通して記者会見に臨んだ六角は「とてもわくわくした気持ちと、どきどきした気持ちがある。すごく楽しみです。守備は勢いのあるプレー、打撃はバントやエンドランを確実に決めるところを見てほしい」と気合を入れた。

 また、今回高校生で初選出となった清水は「伸びのあるストレートや、大舞台を楽しめる姿を見て欲しい」と自分をアピールする一方で、日本代表入りしたことについて「今までの人生で一番感動した瞬間。(友達が)教室まで来て、おめでとうと言ってくれました」と初々しい笑顔を浮かべた。

 マドンナジャパンは、今後8月11~13日に松山合宿、8月29~31日に最終合宿を行った後、9月3日の本番に臨む予定だ。