7月9日土曜、代々木第二体育館にてバスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産BE THE CHANGE CUP東京大会が開催された。会場を真っ赤に埋め尽くすファンの声援に応えた女子日本代表「AKATSUKI FIVE」は女…
7月9日土曜、代々木第二体育館にてバスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産BE THE CHANGE CUP東京大会が開催された。会場を真っ赤に埋め尽くすファンの声援に応えた女子日本代表「AKATSUKI FIVE」は女子セネガル代表に快勝。この大会を応援している三井不動産株式会社の広報部 永田卓朗氏に話を伺った。
スポーツへの協賛を始めた経緯を教えて下さい。
当社は東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールド街づくりパートナーとして東京2020大会の成功に貢献していきたいと考えています。そこで2020年に向けて一人一人が変化の主体となり、街づくりを起点に人や地域や社会に良い変化をつくりだしていきたいという思いを託して「BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう」というスローガンを掲げ、スポーツの力を活用した様々な取り組みを進めている次第です。
これまではスポーツにあまり積極的に協賛をしていなかったのですが、2020年に向けての街づくりを思い描く中で、スポーツは人のつながりをつくることや、コミュニティを育て魅力的な街をつくるためにとても重要な要素だと思い、ご縁のあったバスケットボール女子日本代表に協賛させていただくことになりました。
なぜ女子バスケだったのでしょうか?
当社としても女性が活躍する社会をつくることは大事なことと捉えています。そのうえでいろいろな厳しい環境の中、自分たちで世界を変えようとしているバスケットボール女子日本代表の選手たちの想いに共感したことがきっかけです。
実際に試合をご覧になっていかがですか。
自分自身はサッカーやラクロスといった競技をしてきたのでスポーツに対する親しみはあったのですが、正直に申し上げてこの取り組みを始めるまではバスケットボール女子日本代表の試合を観戦したことがありませんでした。でも初めてでも観戦してみると迫力があってとても楽しく、他の社員をはじめたくさんの人に観てほしいと思うようになりました。
他の社員の方々の反応はいかがでしたか。
7月5日の等々力大会では社員を対象にしたバスツアーを企画しました。当社の社員数は約1,300人なのですが、当日は社長以下200人以上が参加しました。社員の間でも楽しかったという声が多く上がっていて、社員の一体感がうまれたという意味でも、この取り組みにはとても意味があると思っています。
社外の方々からの反応はありましたか。
まだそこまで多くはないですが、三井不動産がバスケットボール女子日本代表を応援しているんだねという声は少しずつ聞こえてきていると感じています。日本ではサッカーや野球が競技としてはメジャーであると言われる中で、我々としてバスケットボールというスポーツの普及活動にも協力していきたいと考えています。東京ミッドタウンなど我々が運営する商業施設等でのお客様との接点の場を提供することで、多くの人にバスケットボールに触れてもらうことにも貢献できると思います。今はリオ五輪に向けての取り組みを進めていますが、その後も計画的に応援していきたいと思っています。
本日の試合での取り組みの内容はどのようにして決まったのでしょうか。
ひとつはリオ五輪の前の国際強化試合ということで、ただ協賛するだけではなく、一歩踏み込んだ取り組みをして応援したいという想いがありました。そこで子供たちが実際に選手と触れ合える「ハイファイブキッズ」の実施や、皆さんの応援の気持ちを選手に伝えられる参加型の「応援フラッグ」の作成をしました。バスケットボールと一般の方の距離を近づけたいという考えです。
「ハイファイブキッズ」に参加したお子さんはどのようにして選んだのでしょうか?
前回の5月の国際強化試合の際は当社の社員のお子様に呼びかけて参加者を募りました。今回の7月大会はららぽーとの会員様に呼びかけたり、オフィステナント様向けウェブサイトで呼びかけたりして、当社のお客様のご家族から募集をしました。参加いただいたお子様にもそのご家族にも喜んでいただけているようで、実施できて良かったと思っています。
今後の取り組みについて教えて下さい。
バスケットボール女子日本代表はこれまで国際強化試合がなかなか組めていなかったと聞いているので、少なくとも毎年1回は開催できるように応援していけたらと考えています。また渡嘉敷選手など世界で活躍する選手も出てきている中で、個人的には世界最高峰のアメリカなどの国の選手と日本の選手が試合をできるような機会をつくるなどしていけたらいいなと思っています。