マリア・シャラポワ(ロシア)が女子テニスツアーにおける選手同士の交流について「最高の友人になるのは難しい」と自らの考えを示した。シャラポワは元世界1位で、現在のランキングは29位。その成績と容姿から女子テニスのアイコン的な存在としても注目を…

マリア・シャラポワ(ロシア)が女子テニスツアーにおける選手同士の交流について「最高の友人になるのは難しい」と自らの考えを示した。

シャラポワは元世界1位で、現在のランキングは29位。その成績と容姿から女子テニスのアイコン的な存在としても注目を集めてきた。

2018年シーズンはタイトルの獲得こそなかったものの、同選手は「深センオープン」と「BNL イタリア国際」で準決勝まで勝ち上がるなど大会上位にも顔を出し、ツアーでも活躍した。

そのシャラポワは世界各地で開催される大会を転々とする選手同士で友達になるのは難しいと考えている様子だ。

Tennis World USAによれば、同選手は「次の試合で対戦相手になるかもしれない誰かと友人になるのは難しい」と話しており、ツアー選手同士の友情については懐疑的な見方を示した。

シャラポワによれば、「コート外で本当の良い友人になった選手を試合で打ち負かそうとするのは難しく、コート外ではフレンドリーでも、最高の友達になるのは困難だ。それが普通だ」という。

同選手は自伝の中で「ライバルは友達じゃない」とはっきりと書いており、ライバルの失点を喜ぶテニス少女の様を描写するなどあくまでドライな関係だったようだ。

他方でマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)やクリス・エバート(アメリカ)について、シャラポワは称賛。「多大な尊敬の念を抱いている。多くの事を達成し、テニスへの貢献も驚くべきものだ」と話しており、同じアスリートとしての評価も示した。

長い選手生活の中でキャリアグランドスラムを成し遂げたほか世界1位にも輝いた一方で、ツアーでの友人関係にはドライなシャラポワだが、来シーズンにまたどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ロジャーズ・カップ」でのシャラポワ

(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)