エキシビションマッチ「ハワイオープン」(アメリカ・ハワイ/12月21~23日/ハードコート)の決勝で、錦織圭(日本/日清食品)が世界18位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。7-6(7)、7-6(6)のストレートで錦織が勝利して優勝を決…

エキシビションマッチ「ハワイオープン」(アメリカ・ハワイ/12月21~23日/ハードコート)の決勝で、錦織圭(日本/日清食品)が世界18位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。7-6(7)、7-6(6)のストレートで錦織が勝利して優勝を決め、来シーズンの向けて良いはずみをつけた。

錦織がクリスチャン・ハリソン(アメリカ)、ラオニッチがライアン・ハリソン(アメリカ)のハリソン兄弟を破っての勝ち上がり。両者の過去の対戦成績は5勝2敗で錦織が勝ち越している。エキシビションマッチとはいえ、世界18位のラオニッチと2015年以来の顔合わせとなる決勝に注目が集まった。

第1セットは序盤からキープし合い、タイブレークにもつれこんだ。ここでもお互いに譲らぬ展開が続いたが、最後は錦織のフォアハンドでのダウン・ザ・ラインが見事に決まって7-6(7)で第1セットを先取した。

続く第2セットでもキープし合う展開となった。第11ゲームでラオニッチにブレークを喫した錦織だが、すぐにブレークバックに成功し、またしてもタイブレークに突入。一進一退の攻防となったが、最後は錦織のショットをラオニッチが返しきれずに7-6(6)で錦織がストレートでの勝利を決めた。

エキシビションマッチということで、時折笑顔を見せたり、ネットプレーでオープンコートを狙わずにラオニッチの足下をわざと狙ったりといつもの試合とは違う様子を見せていた両者。しかし、試合の大部分は通常の試合と変わらぬ好プレーを披露し、会場を盛り上げた。

今回の勝利はもちろんだが、来シーズンに向けて非常に良いテニスができたと語った錦織。来週から始まる「ブリスベン国際」での活躍にも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」での錦織

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)