応援団の4年生にとっては引退の舞台となる定期演奏会が江戸川区総合文化センターで行われた。前売り券、当日券共に完売と例年以上の人気ぶりを見せ、会場は熱気に包まれた。◆10・27 第66回定期演奏会(江戸川区総合文化センター) 第66回定期演…

 応援団の4年生にとっては引退の舞台となる定期演奏会が江戸川区総合文化センターで行われた。前売り券、当日券共に完売と例年以上の人気ぶりを見せ、会場は熱気に包まれた。

◆10・27 第66回定期演奏会(江戸川区総合文化センター)

 第66回定期演奏会はⅠ部・吹奏楽部による『天国の島』の座奏から始まった。48人の想いを勝又春香(文4=御殿場南)ら指揮者がまとめ上げ、待ちわびた観客の心をわしづかみにすると、ゆったりとした曲やアップテンポな曲を演奏。1年間取り組んできたという『ジャパニーズグラフィティⅦ』では『銀河鉄道999』、『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌をメドレー形式で盛り込み、会場を大いに盛り上げた。

 続くⅡ部・チアリーディングステージではミュージカル風の演出を施したオープニングから始まると、夏に行われた大会でのステージを披露。1年生から4年生まで全員に魅せ場があり、55人の息が合ったコンビネーションでジャンプやスタンツを華麗に決め、今年のスローガンである〝強く優しく美しく〟を体現した。

 演奏会のフィナーレとなるⅢ部は、吹奏楽部員が楽器を引っ提げ、舞台上で隊列を崩さずに大きく動きながら演奏するドリルステージ。一糸乱れぬ動きで次々に隊形を変えながら、星野源の『ドラえもん』など全5曲を披露した。4曲目の『Les Miseables』では物語を奏者とガード(旗を振る人)が巧みに表現した。チアも加わる場面ではより厚みが増し、演奏会を締めくくった。

[中野拓土]