男子ゴルフ世界ランク4位のロリー・マキロイは7月12日、全英オープン前の会見で再度リオデジャネイロ五輪辞退の決断に触れ、「リオデジャネイロ五輪ではゴルフを観るか分からない」と話した。マキロイは『主要な競技』を観るだろうとコメントしている。マ…
男子ゴルフ世界ランク4位のロリー・マキロイは7月12日、全英オープン前の会見で再度リオデジャネイロ五輪辞退の決断に触れ、「リオデジャネイロ五輪ではゴルフを観るか分からない」と話した。マキロイは『主要な競技』を観るだろうとコメントしている。
マキロイはゴルフ界のトップランナーとして、「この競技を発展させる責任があるのは知っている」と話す一方、「だけど僕がゴルフを始めたのはそのためじゃない。メジャーやツアーで勝つために始めたんだ」とオリンピックに対する自身の立ち位置を改めて説明した。
国際ゴルフ連盟(IGF)でエグゼクティブ・ディレクターを務めるアントニー・スキャンロン氏は、「メジャー大会を勝つチャンスは4年間で16度あるが、オリンピックは4年に1度だ」と希少性をアピール。選手たちに出場を促したが、逆の見方をすれば希少性以外に選手たちへのアピールポイントがないとも言える。
会見でマキロイは「おそらくオリンピックは観ると思うが、ゴルフを見るかどうかは分からない」とコメント。どんな競技を見るのかという質問には、「陸上とか水泳とか飛び込みとか。そういった主要な競技だろうね」と答えた。
競技人口が頭打ちになったと言われるゴルフ。IGFが打開策として打ち出し、実現させた112年ぶりのオリンピック復活だが、メジャー大会での優勝ほど金メダルに価値を見出せない選手は多い。
ロリー・マキロイ 参考画像(2016年7月12日)(c) Getty Images