世界1位で2018年の「ウィンブルドン」と「全米オープン」のチャンピオンであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのコーチを務めるマリアン・バイダが、ATP(男子プロテニス協会)の「コーチ・オブ・ザ・イヤー(最優秀コーチ賞)」を受賞した。ジ…

世界1位で2018年の「ウィンブルドン」と「全米オープン」のチャンピオンであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)。そのコーチを務めるマリアン・バイダが、ATP(男子プロテニス協会)の「コーチ・オブ・ザ・イヤー(最優秀コーチ賞)」を受賞した。

ジョコビッチは、BIG4としてラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、アンディ・マレー(イギリス)らとともに男子テニス界に長く君臨。一時は低迷したが、現在では再び世界ランキング1位に立っている。

グランドスラム2大会優勝のほかにも今年は「ゴールデン・マスターズ」を達成するなど、ジョコビッチにとって実り多い一年だった。

今回、「コーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したバイダは、4月にフィットネスコーチであるゲバルト・フィルグリッチとともに再度、ジョコビッチのチームに合流。同選手の「ウィンブルドン」や「全米オープン」での優勝を支えた。

同賞の受賞についてバイダは「チームのみんなに捧げたい。チームに戻ってきて、ジョコビッチが世界ランキング1位になって本当に嬉しい」と語り、チームの再結成とジョコビッチの好成績を喜んだ。

ジョコビッチとバイダのチームは2017年5月にいったん解散した経緯があり、両者は別々の道を歩んでいた。解散後、ジョコビッチは2017年にはタイトルを2つしか獲得できなかったほか、同年の年末時点ランキングでも12位と成績も低迷していた。

さらに、2018年の初めには右肘への手術を必要とするなど、苦しい期間を経験。結果的に、バイダらとの合流を経て再びトップに返り咲いた。

来シーズンも、チーム・ジョコビッチが好成績を収めるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのバイダコーチ(右)とジョコビッチ

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)