錦織圭(日清食品)がリオデジャネイロ五輪に向けての記者会見を都内で行い、「いい結果を残したいと思います。でもあまり深く考えず、いつも通りのプレーをしたい。メダルを狙って頑張りたい」と意気込みを語った。 気になるのはウィンブルドンを棄権し…

 錦織圭(日清食品)がリオデジャネイロ五輪に向けての記者会見を都内で行い、「いい結果を残したいと思います。でもあまり深く考えず、いつも通りのプレーをしたい。メダルを狙って頑張りたい」と意気込みを語った。

 気になるのはウィンブルドンを棄権した左脇腹の痛み。それでも「徐々によくなっています。あのときは寝返りしても、くしゃみをしても、触るだけでも痛かったので、それに比べたら」と笑顔を見せた。

 帰国後、ウィンブルドンはチェックしていたという。「全部ではないですけど、ラオニッチやマレー、フェデラーのプレーも気になったので」。同世代のライバル、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の準優勝は刺激になった。「野心もあるし、間違いなくトップ5に入ってくる選手」と警戒心を強めた。

 北京、ロンドンに続く3度目のオリンピック。ポイントがつかないのは「正直さみしい」が、「別のモティベーションがある。(五輪代表は)誇りだし、あの舞台に立てる喜びは大きい。試合を通して得るものもたくさんある」と口にした。

 ブラジルはジュニア時代に、一度だけ行ったことがあるという。トッププレーヤーたちはホテル滞在も少なくないが、錦織は安全面などを考慮し、選手村で過ごす。次の大会は7月下旬にカナダ・トロントで開催されるATP1000(マスターズ大会)。そのあとブラジルに向かい、日の丸を背負ってリオ五輪を戦う。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)