日本代表選手達のプレーも見ものだ

2018年12月14日〜16日、今年も千葉県千葉市でパラスポーツの一大イベント「三井不動産ウィルチェアーラグビー日本選手権大会<第20回記念大会>」が行われた。大会に出場したウィルチェアーラグビー日本代表・倉橋香衣選手は試合後、ファン・サポーターに向けてメッセージを残してくれた。

「大勢の皆さんの声援は、選手達のチカラになるので!凄く嬉しい」

試合後の倉橋香衣選手

笑顔で倉橋選手が語るように、ファン・サポーターの後押しは、選手達に大きなパワーを注ぎ込む。

小柄な体型で男女の垣根なくぶつかり合う真剣勝負、倒されたり衝突しても、必死にボールを追いかけ食らいつく倉橋選手。試合中は、激しいマッチアップやベテラン男性アスリートに大きな声で叱咤激励される場面もあったが萎縮することなく、休まず走り続けていた。彼女のパワーの原動力は、応援のチカラなのかもしれない。

試合会場で体感するウィルチェアーラグビーは、爆音と迫力に満ちた戦いの空間だ。日本が誇る世界レベルのパラスポーツは、まさしく選手達の勇気と努力の結晶と言えるだろう。選手達の活躍もさることながら、世界レベルの大会を支えるボランティアの存在にも注目したい。

車椅子でご来場の方にもボランティアが会場案内(撮影の許可を頂いております)

「三井不動産ウィルチェアーラグビー日本選手権大会<第20回記念大会>」には、多くの大会ボランティアが会場の至る所で活躍している。そして彼らは活動の傍、笑顔の輪も広げている。

来場者からの質問には笑顔で応じ、記念撮影スポットで行う撮影を手伝う時も笑顔。会場内は、彼らの笑顔と元気な声で賑わいをプラスした。

会場入り口で応援グッズを配布する際も笑顔

国際武道大学の女子ラグビー部員でもあるるいさんは、初めてボランティア活動に参加した。きっかけは、大学の部活動の繋がりで、先輩部員などからレクチャーを受け、見様見真似で初めてのボランティア活動に勤しんだ。るいさんは、三日間携わったボランティア活動を通じて、成長や希望の感情を抱いていた。

「2020年に向けて、ボランティア活動を通じて大会に関われることで、自分自身が成長できる。そして、大きな経験になる」

るいさんをはじめとする大会ボランティアが案内してくれる試合会場は、連日大盛況。「第20回記念大会」にあたる今大会は、日本ウィルチェアーラグビー連盟の新ロゴがお披露目され、見どころも満載だった。

見どころ1つ目は、トロフィーの展示。大会期間中、8月開催の世界選手権・優勝トロフィーと金メダルが展示され、ファン・サポーターによる貴重な記念撮影も行われた。

見どころ3つ目は、スペシャルな体験コーナー。普段滅多にお目にかかれない貴重な「競技用車いす」を多くのファン・サポーターが乗車体験。決勝当日のコートでは、ゲストとして日本財団パラリンピックサポートセンター・スペシャルサポーターを務める稲垣吾郎さんが日本代表・若山英史選手と、実際のウィルチェアーラグビーを競技体験。

「衝撃が見た目よりすごい」と稲垣さんならではの感想を述べ、会場を沸かせるシーンもあった。

稲垣さんは、決勝大会をコート内外から盛り上げ、多くのパラスポーツファンに競技の魅力を伝え、応援の声を届けてくれた。「三井不動産ウィルチェアーラグビー日本選手権大会<第20回記念大会>で優勝を飾ったチームは「Okinawa Hurricane(沖縄)」だった。

準優勝は「Freedom(高知)」、第3位は「BLITZ(東京)」、そして第4位から8位の結果は以下の通り。

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第4位RIZE CHIBA(千葉)

第5位AXE(埼玉)

第6位TOHOKU STORMERS(東北)

第7位北海道BigDippers(北海道)

第8位Fukuoka DANDELION(福岡)

大会終了後は、世界選手権の優勝報告会も行われ、2020年に向け日本代表選手たちも士気を高め、ファン・サポーターと笑顔の時間を過ごせたようだ。

男女混合の競技 試合の合間には笑顔のシーンも

「三井不動産ウィルチェアーラグビー日本選手権大会<第20回記念大会>」は、東京2020パラリンピックを前に、パラスポーツの魅力を沢山の人達に届け、認知された。

三井不動産は、2020年に向けて「BE THE CHANGE」をキーワードにスポーツと街の融合を取り組んでいく。「スポーツブル」もパラスポーツを応援し、これからもスポーツの魅力を発信し続けたい。

取材・文 / スポーツブル編集部

写真協力 / スタジオアウパ