「名実共に史上最強ダブルス」とも評され、ペアとして116個のタイトルを獲得している、双子のマイク・ブライアン(アメリカ)とボブ・ブライアン(アメリカ)。臀部の故障のためツアー離脱していた弟ボブが復帰し、2019年1月の「ASBクラシック」で…

「名実共に史上最強ダブルス」とも評され、ペアとして116個のタイトルを獲得している、双子のマイク・ブライアン(アメリカ)とボブ・ブライアン(アメリカ)。臀部の故障のためツアー離脱していた弟ボブが復帰し、2019年1月の「ASBクラシック」で兄弟ペアが復活すると大会公式サイトが発表した。

2018年5月以降、ボブが臀部の故障によりツアーを離脱。兄マイクはジャック・ソック(アメリカ)とペアを組み大会に出場。マイク/ソックは「ウィンブルドン」「全米オープン」「Nitto ATPファイナルズ」の3大会で見事優勝を果たした。

素晴らしい結果を残したマイク/ソックは、「Nitto ATPファイナルズ」のセレモニーで互いに想いを語っていた。マイクは「ジャックありがとう。ボブが怪我をした後の代役を務めてくれた。チームに加わってくれて感謝している。すごく頼りになったよ」と感謝の言葉を述べた。

そしてソックは「一緒にプレーしないかと電話をくれたマイクに感謝している」と話し、続けて「本来はボブがここにいるべきなんだけど。二人は長年の友人で彼がずっと見ていてくれたのも知っている。ボブが復帰すればペアを解消するのも分かっていた。テニスファンにとっても彼らが再びプレーする方が良いだろう」と胸の内を明かした。

約8ヶ月ぶりにペアを組むブライアン兄弟。大会公式サイトによると、オークランドで開催される「ASBクラシック」について「オークランドへ戻るのをとても楽しみにしている。少しばかり証明しなければならないことがある。オークランドではまだ優勝していない。それを変えなきゃならない。2019年が僕らの年になりますように」と意気込みを話した。

今シーズン、8大会にペアとして出場したマイクとソック。ファンにとって名残惜しさもあるかもしれないが、ブライアン兄弟が再び活躍する姿にも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は左からマイク、イズナー、ソック、ボブ(2016年「デビスカップ」の時)

(Photo by Robert Prezioso/Getty Images)