「ATP500 バルセロナ」の大会公式サイトが、元世界3位のダビド・フェレール(スペイン)の来シーズンの同大会出場を発表した。フェレールは2018年、年初の「ASBクラシック」で準決勝に進出する結果を残したが、その後勝ち星から遠ざかり、来シ…

「ATP500 バルセロナ」の大会公式サイトが、元世界3位のダビド・フェレール(スペイン)の来シーズンの同大会出場を発表した。

フェレールは2018年、年初の「ASBクラシック」で準決勝に進出する結果を残したが、その後勝ち星から遠ざかり、来シーズン途中での引退を公表している。最後のグランドスラム大会として出場した今年の「全米オープン」では、当時世界1位で母国を同じくするラファエル・ナダル(スペイン)と試合したが、第2セット途中で棄権していた。

フェレールは過去に4度「ATP500 バルセロナ」の決勝に進出。この大会は「2019年に出場する6つのトーナメントのうちの一つ」と語っている。

フェレールはこれまで約19年にわたってプロテニス選手として活動してきており、キャリア通算で27個のタイトルを獲得。キャリアハイは3位で、現時点までの通算成績は726勝371敗だ。

また「リトル・ビースト」とも呼ばれる強靭なスタミナと、強いメンタルをフェレールは見せてきた。

ほかにも錦織圭(日本/日清食品)とは計14度も熱戦を繰り広げており、日本人にとっても比較的身近な選手だ。

来シーズンは同選手にとって有終の美を飾る年になりそうだが、まずは年末年始の「ホップマンカップ」への出場を予定している。今しばらくフェレールのプレーを楽しむことができそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は今年の「全米オープン」でのフェレール

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)