今シーズン現役を退いた男子元世界2位のトミー・ハース(ドイツ)。そのハースが、完全復活への道を歩んでいるアンディ・マレー(イギリス)について言及した。Tennis World USAによると、ハースは「私は臀部の手術を受けたが、手術後コート…

今シーズン現役を退いた男子元世界2位のトミー・ハース(ドイツ)。そのハースが、完全復活への道を歩んでいるアンディ・マレー(イギリス)について言及した。

Tennis World USAによると、ハースは「私は臀部の手術を受けたが、手術後コートで良い感覚を取り戻すには長い時間がかかる」と自身の経験を含めTennis365.comのインタビューで話した。

2018年1月に右側臀部の手術を受けたマレーについて「アンディはこの夏に復帰しコートで少し試したが、2019年に復活することを目指している。このような手術を乗り越えるには1年は必要で、彼も例外ではない。アンディはファイターであり、競技者である。彼は戦えると感じない限りツアーに戻ってこないだろう」とハースは語った。

マレーは6月の「ATP500 ロンドン」で約11ヶ月ぶりにツアー復帰。しかし9月の「ATP250 深セン」準々決勝で敗れた後、その翌週に出場を予定していた大会を欠場。2018年シーズンを終了した。

そんなマレーについて、ハースは「アンディはまだ31歳で、身体の問題を克服することができれば十分に力が残っているが、彼にとって動きがとても重要だ」「もし彼が戻ってきて、臀部の手術によるうずきと痛みをすべて取り除くことができたら、彼は素晴らしいチャンスを得るだろう」と今後の可能性について語った。

マレーは、シーズンの初めに開催される「ブリスベン国際」に出場予定。また、「全豪オープン」にはプロテクトランキング(ケガから復帰する選手が早期復帰しやすくするための救済措置)での出場を予定している。2019年シーズン、完全復活を目指すマレーがどのようなプレーを見せるか注目したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「メルセデス・カップ」観戦時のハース

(Photo by Alex Grimm/Getty Images)