〇三河 99 ‐ 74 福岡●(三河通算成績 10勝10敗)Bリーグ再開初戦はシーホース三河vsライジングゼファー福岡。三河は新外国人、ケネディ・ミークス、金丸晃輔、西川貴之等の5選手が二桁得点で勝利。チーム3ポイント成功率は52.9%と…

 〇三河 99 ‐ 74 福岡●
(三河通算成績 10勝10敗)

Bリーグ再開初戦はシーホース三河vsライジングゼファー福岡。三河は新外国人、ケネディ・ミークス、金丸晃輔、西川貴之等の5選手が二桁得点で勝利。チーム3ポイント成功率は52.9%と試合を制した。

バスケットボールでノースカロライナ大学と言えば「神様」マイケル・ジョーダンの出身大学で、ブルズ時代と同じく「23」の背番号は永久欠番。

ミークスは今から約1年半前の2017年4月に同大学の6度目の全米制覇に貢献。八村塁を擁するゴンザガ大学相手の決勝戦、残り12秒でミークスのシュートブロックからの速攻で全米タイトルを手にした。23歳は全米でもトッププロスペクトだった。

豪快と繊細を兼ね備えた新星は、この日、味方を活かせるパスの供給先を探しつつ、その選択肢が無ければ豪快に切り込んだ。17得点、15リバウンド、8アシストと「トリプルダブル」には惜しくも届かなかったが、試合後のヒーローインタビューではマイクを通じて「HOOOOO!」とブースターを盛り上げた。

 

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 12月のスタートとなる今節は「シーホースの『Burn』nenkai(忘年会)」がテーマ。こたつ仕様のファミリーシートも登場し、東海テレビさんとタッグを組んだ様々なイベントや恒例の飲み放題企画で、バスケ忘年会を盛り上げた。

さらに、初代シーホース三河PR隊長(代理)の高柳明音さん、荒井優希さん、日高優月さん、古畑奈和さん、熊崎晴香さんの5人の「SKE48シーホース三河選抜」メンバーが、シーホース三河ホームゲーム史上初めてとなるスペシャルライブを披露!!始球式では荒井優希さんが見事にフリースローを決めて流れを呼び込み、チームの勝利を呼び込んだ。

1Q 三河17–16 福岡

 

序盤から一歩も譲らない拮抗した展開に

スターティング5は、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

#34ピットマンのゴール下でのパワーアタックや#31 城宝の3Pシュートで得点する福岡に対し、#12西川、#3ミークスが果敢にリングアタックしてフリースローで加点。
終盤まで一進一退の展開が続くが、残り3分にファストブレイクから#14金丸のミドルジャンパーで追いつくと、#12西川のカットインで逆転。さらに#14金丸が3Pシュートで引き離して1点リードで最初の10分を終えた。

2Q 三河44–37 福岡 (三河27–21 福岡)

金丸 3Pシュート3本を含む二桁得点

スタートは、#12西川、#14金丸、#32桜木、#33ジェレット、#46生原。

#14金丸の3Pシュートで先制するが、福岡#13津山、#34ピットマン、#11ジェイコブセンの連続得点で逆転されてしまう。#32桜木の連続得点でリードを奪い返すも、福岡は#34ピットマンのダンクで追いつき、#14金丸が3Pシュートで引き離せば、福岡も#41加納が3Pシュートを決め返す打ち合いの様相に。
開始4分に#14金丸のこのQ3本目となるロング3Pシュートを射抜き、#33ジェレットがオフィシャルタイムアウトを挟んで2連続3Pシュートを沈めて前に出ると、終盤には#3ミークスが連続得点を決めて、三河44–37 福岡で試合を折り返した。

3Q 三河71–52 福岡 (三河27–15 福岡)

「これまでとは違う」早い展開で得点を量産

スタートは、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

#14金丸が3Pシュート、#12西川がファストブレイクでチームに勢いをつけると、#32桜木がスティールからファストブレイクで加点。「アウェーではハーフコートにこだわり過ぎてテンポが遅かったので、この1週間はトランジションの練習をしてきた」という鈴木HCの言葉通り、早いオフェンスを展開して福岡を圧倒する。
残り2分半にはディフェンスリバウンドを奪った#32桜木がプッシュ。それをミークスがダンクで叩き込んで会場を沸かせる。その直後にも#32桜木がファストブレイクからバスケットカウントをもぎ取るなど「これまでと違うオフェンス(鈴木HC)」でリードを積み上げた。

4Q 三河99–74 福岡 (三河28–22 福岡)

7得点1アシストの岡田タイムで大勝を締めくくる

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#12西川、#24加藤、#33ジェレット。

#4狩俣、#24加藤が献身的なディフェンスで立ち上がりからの約3分半を無失点に抑え込むと、#33ジェレットの連続得点、#24加藤のジャンプシュート、#16松井が連続得点などで30点のリードを奪う。
福岡も#34ピットマンのゴール下や#6小林、#24石谷の3Pシュートで反撃するが、残り3分半から出場した#30岡田が積極的にリングにアタックし7得点、ビハインドパスで#3ミークスの得点を演出するなどの岡田タイムを発動。5人が二桁得点を挙げる完勝で、天皇杯も含めてホームで10連勝を飾った。
 

〇三河 99 ‐ 74 福岡●
(三河通算成績 10勝10敗)

■ 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 ここのところアウェーのゲームでちょっと慎重になりすぎて、ハーフコートにこだわりすぎてテンポの遅いようなバスケットになってしまっていた。

一週間の練習でトランジションの練習をかなりやって、とにかくプッシュして速い展開に持っていくことが今日はよくできたと思います。

リバウンドに関してはちょっと負けてしまったのですが、しっかりいいオフェンス、流れの中でのオフェンスができたという意味で、今までないパターンだったのでオフェンスに関しては非常に満足しています。

ただ明日は今日の様にはいかないので、ゲームの状態を観ながらアジャストしてしっかり戦いたいと思います。

■ #12西川貴之選手 ヒーローインタビュー

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます。

ー初対戦の福岡でしたがどんなことを意識して試合に臨まれましたか?
福岡さんはすごく攻撃力が高いので、しっかりディフェンスから入って失点を少なくしていけば、なんとか勝てるんじゃないかなと思ったので、まずディフェンスから考えました。

ー鈴木HCからも速い攻撃という話がありましたが、#12西川選手の速攻も目立った試合でしたがいかがですか?
何本か速攻が出て良かったなと思うんですが、もう少し多く出したかったと思うので、明日もう少し出せるように頑張ります。

ーシーズン前に個人的な目標にしていた10得点をクリアしましたが、いかがですか?
もう少し攻めたかったなと思っているので、これを続けられるように頑張ります。

ーファンの皆さまへのメッセージを
明日またタフなゲームになると思うので、皆さんの力が必要です。また明日も応援よろしくお願いします。

■ #3ケネディ・ミークス選手 ヒーローインタビュー

ーまずは、Welcome to Seahorses!!
Hoo!!! Hoo!!!

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます。

ー今日の試合、どんなことを考えて試合に臨みましたか?
今日、集中したところはチームとしてプレーすること、カットを使ってプレーすることを意識してプレーしていました。

ーチームへのフィットが非常に早いと感じるのですが、このチームでプレーしてみていかがですか?
練習でもしっかり激しくプレーしていて、それをしっかりこのコート上で表現することができていると思います。

ーナイスアシストも目立つのですがパスは得意ですか?
今までもアシストを使ってチームメイトを活かすようなチームでプレーしてきていて、今回もそうやってみんなをアシストしていくことを意識しています。

ーシーホース三河のホームゲームの雰囲気はいかがですか?
素晴らしいエナジーだと思います。大学(ノースカロライナ大学)の頃を思い出すような素晴らしい応援で、これからも続けてください、お願いします。

■ ライジングゼファー福岡 ボブ・ナッシュ ヘッドコーチ 試合後コメント

今日は自分たちにとって悪い試合でした。明日もあるのでしっかり準備をしたいと思います。

ロッカールームでもみんなもいい表情ではなかったところを見ると、練習でやってきたことをしっかり今日はコート上でできなかったことが敗因だったのではないかと思います。

外からのシュートが多めになってしまった結果、フリースローの数が合計で10本しか打てなかった。もうちょっとアタックしなければならなかったんですけど、選手たちがそれを遂行できなかったことがこういった結果になってしまったと思います。

それに対してシーホース三河のチームはフリースローを23本打てたが、それは選手たちが果敢にゴールにアタックした結果、ファウルドローンできたのだと思うのでそこの差は大きかったと思います。

また、2桁得点できた選手がシーホース三河は5人いた中、私たちは2人しかいなかったことも大きかったのではないかと思います。明日はチームにとってチャレンジでもあるので選手たちは、戦う気持ちで明日に挑んでほしいと思います。勝つためにチャレンジするのではなく、自分たちのバスケットボールをするために明日戦うつもりで行きたいと思います。
練習でもチームで戦うためにボールをシェアしてチームで得点するということを伝えているので、選手たちは明日それをコート上でアウトプットしなければならないと思います。