年末に予定されているエキシビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」に、現在世界2位で怪我の治療などのため大会欠場を続けていたラファエル・ナダル(スペイン)が戻って来る見通しだ。同大会は2018年12月27日から29日…

年末に予定されているエキシビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」に、現在世界2位で怪我の治療などのため大会欠場を続けていたラファエル・ナダル(スペイン)が戻って来る見通しだ。

同大会は2018年12月27日から29日にかけて行われる予定で、現在世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や世界6位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)も出場予定。

ナダルは2018年シーズンには「全仏オープン」をはじめ「ATP1000 モンテカルロ」、「ATP1000 ローマ」、「ATP1000 トロント」、「ATP500 バルセロナ」の5大会でタイトルを獲得した一方で、「全米オープン」準決勝で膝の故障から途中棄権したほか、「ATP1000 パリ」や「Nitto ATPファイナルズ」を怪我を理由に欠場していた。

そのナダルが「ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ」に出場を予定しており、2019年シーズンの幕開けを前にコートに復帰する姿を見られそうだ。

同大会は公式サイトですでにドローを発表しており、チョン・ヒョン(韓国)や世界8位でクレーコートを得意とするドミニク・ティーム(オーストリア)、強打を持ち味にしている若手のカレン・ハチャノフ(ロシア)が出場選手のリストに名を連ねている。

試合の組み合わせは6選手が3人ずつのブロックに分かれて行うトーナメントだ。

初日には1回戦の2試合が行われる予定で、アンダーソンとチョンが試合に臨み、勝者は2日目に行われるナダルとの準決勝に挑む。

またもう一つのブロックでの1回戦ではティームとハチャノフが対戦。ジョコビッチへの挑戦権をかけた争いが繰り広げられる見通しで、いずれの試合も実力者同士の見応えのあるものになりそうだ。

加えて同大会では女子の試合も予定されておりビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が出場する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」の練習セッションで姿を見せたナダル

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)