最終節を勝利で飾ることはできなかった。第22節は、前期に悔しい敗れ方をした専大との一戦。序盤から多くの好機をつくるも決め切れず、前半44分にセットプレーで先制点を許した。後半18分に1点を決め同点に追いつくが、相手に2点を返され1-3で試…

 最終節を勝利で飾ることはできなかった。第22節は、前期に悔しい敗れ方をした専大との一戦。序盤から多くの好機をつくるも決め切れず、前半44分にセットプレーで先制点を許した。後半18分に1点を決め同点に追いつくが、相手に2点を返され1-3で試合は終了した。


 チャンスをモノにできなかった。序盤から小柏、橋岡が積極的にドリブルを仕掛け、シュートを放つが決め切れず。前半だけで10本のシュートを放つも専大ゴールを割ることはできなかった。そして前半終了間際「(相手の)セットプレーが強いのは分かっていたが、やられてしまった」(常本)。相手のコーナーキックから先制点を献上してしまう。それでも無得点で迎えた後半18分、中村帆が上げたクロスを森下がヘディングシュート。「形にこだわらず決めていこうと思った」(森下)とゴールネットを揺らし、同点に追い付いた。だが33分、41分と「詰めの甘さで決められた」(森下)。2連続で失点し、そのまま試合は1-3で終了。リーグ戦最終節は無念の黒星に終わった。

 心残りのリーグ戦となった。首位・早大に快勝で始まった後期リーグ戦。しかし中盤から4戦勝ちなしで前半戦を折り返した。その後は2勝するも、終盤で2連敗。その結果、9勝5分8敗と5位で今年度リーグ戦は終幕した。「もう一度切り替えて(インカレ)優勝を目指したい」(橋岡)。次戦は4年生にとって最後の大会となるインカレ。リーグ戦の悔しさを糧に、優勝を狙い撃つ。

[佐々木崚太]

試合後のコメント

栗田大輔監督 

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「みんながハードワークして、最終節ということもあって気持ちがこもっていました。応援もしっかりしていて良いゲームでしたが、結果として勝ちを得られなかったのは残念です」

伊藤

――キャプテンマークを巻いての出場でしたが、試合への思いはありましたか。

 「自分自身この大学に来て個人としてなかなかうまくいかずに、今試合がリーグ戦で2回目の試合でした。今まで4年間、自分がスタンドで応援していた機会が多かったので、その(応援している)人たちの思いは今日出ているメンバーの中でも一番自分がわかっていると思います。自分の同期のために、出れていない仲間のために勝ちたいという思いで臨みました」

村田

――今試合を振り返っていかがですか。

 「結果として負けたことが何よりも悔しいのと、内容として押し込む時間が長かったのですが、決め切れないことが最大の課題だと思うので今後修正していきたいと思います」

橋岡

――敗因をお願いします。

 「シュートを決め切れないことです。自分にも責任はあると思っていますし、そこへのこだわりは持てていましたが、質が低かったと思います」

森下

――インカレに向けてお願いします。

 「日本一というのにこだわって自分たちはやっていて(インカレは)それを体現できる大会だと思っているので、自分ができることを全力でやりたいと思います」