「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4 7-6(3) 7-6(2)…

 「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が第6シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4 7-6(3) 7-6(2)で下して3年ぶりの優勝を果たした。試合時間は2時間47分。

 マレーは今年に入ってからラオニッチに4連勝で、通算の対戦成績を7勝3敗とした。1月の全豪オープン準決勝では4-6 7-5 6-7(4) 6-4 6-2で、4月のモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)の準々決勝では6-2 6-0で、前哨戦のロンドン(ATP500/グラスコート)の決勝では6-7(5) 6-4 6-3で、いずれもマレーが勝っていた。

 ウィンブルドンには9年連続11回目の出場となった29歳のマレー。2013年には地元イギリス人選手として77年ぶりの優勝を飾っている。昨年は準決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)に5-7 5-7 4-6で敗れていた。グランドスラムでは2012年の全米オープンで初タイトルを獲得し、2度目のウィンブルドン制覇で通算3勝目となった。

 マレーは昨年の全豪オープンからグランドスラムの決勝では3試合連続でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗退。今シーズンは1月の全豪と1ヵ月前の全仏オープンでも決勝を戦ったが、いずれも準優勝に終わっていた。

 25歳のラオニッチは準決勝で第3シードのフェデラーを6-3 6-7(3) 4-6 7-5 6-3で破り、自身初のグランドスラム決勝進出を果たしていた。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)