「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、ゴードン・リード(イギリス)がステファン・オルソン(スウェーデン)を6-1 6-4で破り、初代シングルス王者…

 「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、ゴードン・リード(イギリス)がステファン・オルソン(スウェーデン)を6-1 6-4で破り、初代シングルス王者に輝いた。試合時間は1時間9分。

 リードは18歳のアルフィー・ヒュウェット(イギリス)とのダブルスでは第2シードで出場。前日に行われた決勝で第1シードのステファン・ウッデ/ニコラ・ペイファー(ともにフランス)を4-6 6-1 7-6(6)で下して初優勝を果たしており、単複2冠を達成した。

 今年の全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラムのシングルス初タイトルを獲得した24歳のリードは、1ヵ月前の全仏オープンではグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)に敗れて準優勝。今季のグランドスラムでは3大会連続決勝進出で、通算2勝目を挙げた。

 車いすテニスは男女シングルス8ドロー、ダブルス4ドローで争われる。

 ダブルスのみで開催された昨年の大会は、男子がフェルナンデス/ペイファーが初優勝、女子は上地結衣(エイベックス)/ジョーダン・ワイリー(イギリス)が2連覇を達成した。

 日本の国枝慎吾(ユニクロ)は右肘の状態が万全でないため、今大会は欠場となっている。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)