手堅く勝利を収めた。順位決定リーグの初戦の相手は前回敗戦を喫した東洋大。第1ピリオド3分にFW松本昂大(商4=北海道清水)が先制し流れをつかんだ。第3ピリオドでは2失点するも、4―2で相手を突き放した。◆9・8~11・25 関東大学リーグ…

 手堅く勝利を収めた。順位決定リーグの初戦の相手は前回敗戦を喫した東洋大。第1ピリオド3分にFW松本昂大(商4=北海道清水)が先制し流れをつかんだ。第3ピリオドでは2失点するも、4―2で相手を突き放した。

◆9・8~11・25 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼11・18 対東洋大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 ○明大4{1-0、2-0、1-2}2東洋大

 圧巻のゴールでチームに活気を与えた。第2ピリオド14分30秒、FW高橋瞬主将(政経4=白樺学園)からゴール裏でパスを受けた松本はコーナーからシュートを狙った。「キーパーを見たら棒立ちしていたので打ったら入るかなと思った」。マイナスの角度から決めたシュートは相手GKの意表をつきゴール。驚異的な洞察力と技術で最上級生としての威厳を見せた。

 ピンチも持ち前の攻撃力で切り抜けた。第3ピリオド開始直後には2人同時の反則で3対5の数的不利な状況をつくり失点。「足が動いていなくてスティックでいって反則取られることが多かった」(松本)。フィジカル勝負で当たってくる東洋大に対しもどかしい時間が続いた。それでも13分54秒に高橋からのパスを受けたDF青山大基(法1=釧路江南)が追加得点し点差を広げる。「僕みたいに身体の小さい選手は大きな選手と戦っても勝てないときがあるので、チェックで勝てないなら得点を入れて勝つ」(高橋)。主将の強い思いもあり勝利をもぎ取った。

 秋季リーグ戦も残り2戦。早大が負けないと優勝できないという状況は変わらないが「他の試合よりも自分たちの試合をとにかく一生懸命、勝ちにこだわってやる」(松本)。最後まで諦めることなく戦い、残りの可能性に望みをかける。

[相澤日向]

試合後のコメント

高橋

ーー反則から流れが変わりましたか。

「監督も言っていましたけど『3ピリの立て続けの反則が邪魔』というか、あれを修正していかないとだめですね」

ーーあと2試合あります。意気込みお願いします。

「ここまで来た以上、勝つしかないです。神頼みなとこもあるので、最後勝っても消化試合になってしまうので東洋にまずは頑張ってほしいです」

DF相馬秀斗(法4=駒大苫小牧)

ーー試合の振り返りをお願いします。

「一つも負けられないっていう状況で、しっかりみんなの意思疎通ができていたので、意識を持って戦えたのでこういう結果になったと思います」

松本

ーー試合を振り返っていかがですか。

「1、2ピリは明治らしいというか足動かしていい声出ていてシュートも打って点数も入ってっていう感じだったんですけど3ピリちょっと緩みが出て2失点してしまいました」

ーー収穫はありましたか。

「ベンチの声が少しずつ前向きな声になっていたのがいいことかなと思います。僕は今日はとにかく自分ができることをやって後悔しないようなプレーを心掛けました」

青山

ーー試合を振り返っていかがですか。

「もう落とせないので、とりあえず自分たちのホッケーをして雰囲気も良くできたと思います」