明大の集中応援の中で行われた第21節は2位・筑波大と対戦した。前半21分に中盤でボールを奪われ失点すると、後半36分には追加点を献上。応援を糧に最後まで攻め気を見せたが、0―2で敗れた。 前期は4-1で快勝した相手に、完封負けを喫した。前…

 明大の集中応援の中で行われた第21節は2位・筑波大と対戦した。前半21分に中盤でボールを奪われ失点すると、後半36分には追加点を献上。応援を糧に最後まで攻め気を見せたが、0―2で敗れた。


 前期は4-1で快勝した相手に、完封負けを喫した。前半21分、左サイドからのアーリークロスを逆サイドで待ち構えていた選手にうまく押し込まれて先制点を決められてしまう。1点を追いかける明大は後半17分、DF袴田に代えて、FW登録の小柏を投入して攻撃に厚みを持たせた。ところがそのわずか5分後の後半24分、思いもよらぬアクシデントに見舞われる。コート中央で相手が加速した瞬間にプレスをかけた岩武が審判から警告。岩武は後半9分にも警告を受けていたため「人生で初めて」(岩武)という退場となった。数的不利になった明大は後半36分に追加点をねじ込まれ勝負あり。最終スコアを0―2とし、敗北を喫した。

 集中応援により、会場は盛り上がりをみせた。今試合は804人もの観客を動員。昨年度に比べ約2倍に増えた。学内でのビラ配りやSNSでの動画企画など、選手とスタッフの積極的なプロモーションが奏功した。「大勢の方が来てくれて、本当に感謝」(栗田大輔監督)。次節は最終節・専大戦。順位を確定させるとともに、インカレ前の最後の公式戦だ。「絶対に勝つ」(加藤大)と選手たちも闘志を燃やしている。選手とサポーターが一体となり、次こそ勝利を手にしてみせる。

[浅野拓磨]

試合後のコメント

栗田監督

――今試合を振り返っていかがですか。

 「まずは集中応援で、たくさんの明治の学生、応援の方など大勢の方が来てくれて、本当に感謝です。そこで結果が出なかったのが申し訳なかったなと思っています」

――試合後のミーティングではどのようなお話をされましたか。

  「とにかく甘いので、もう一度きちんとスキをなくしていかないといけない。最後のインカレで後悔してしまうと思うので、という話をしました」

村田

――次戦に向けてお願いします。

 「最終戦で誰が出るかも分ならない状況なので、1週間しっかりいい練習をして勝ってリーグ戦を終われるように頑張ります」

加藤大

――トップチームで公式戦初出場でしたが、いつ伝えられましたか。

「前日ですね。準備はできていました」

――後半は数的不利でした。

 「今週も11対10の場面も想定した練習をしていました。ですので、全員慌てることはなかったです。むしろ10人になってからの方が、どんどん前に出ていくことができていたりして、戦えていました。それを11人の時からやれないとダメかなと思います」