ソフトバンクは10日の楽天戦に大隣憲司を先発させる。大隣は、2014年7月に難病の黄色靭帯骨化症から復活。昨季は開幕ローテに入りながら6月に左肘の故障でチームを離れ、手術に踏み切った。■フォームの「間合い」に手応え、「それが自分の持ち味」 …
ソフトバンクは10日の楽天戦に大隣憲司を先発させる。大隣は、2014年7月に難病の黄色靭帯骨化症から復活。昨季は開幕ローテに入りながら6月に左肘の故障でチームを離れ、手術に踏み切った。
■フォームの「間合い」に手応え、「それが自分の持ち味」
ソフトバンクは10日の楽天戦に大隣憲司を先発させる。大隣は、2014年7月に難病の黄色靭帯骨化症から復活。昨季は開幕ローテに入りながら6月に左肘の故障でチームを離れ、手術に踏み切った。
大隣にとっては昨年6月9日の阪神戦以来、397日ぶりの1軍マウンド。久々の1軍復帰にあたって大隣自身が手応えを感じているのが「フォームの間合い」だという。
「バッターがズレを感じるような間合い。それが自分の持ち味だし、それがまっすぐのキレやチェンジアップの抜けにつながる。2軍の最後の方の数試合でそういう間合いが出だしたので(1軍登板の)準備はできたと思う。不安よりも楽しみの方が大きい。やることはすべてやってきたので、あとは1軍のマウンドでそれをどう出せるかだけ」
■楽天打線を警戒「自分自身も粘り強く投げないといけない」
8日、同じ左腕の和田毅が戦った楽天打線に対し「逆方向への意識もあるし、粘り強さがある」と語る。
「その分、自分自身も粘り強く投げないといけない。長いイニングというより、一人ひとり切っていく意識で投げたい。機動力もあるので、無駄な四球を出さないように」
6月30日には広島との2軍戦で9回途中134球を投げるなど、スタミナ面の問題はない。2014年シーズン途中に復帰してチームを日本一まで導いた左腕が、再び復活のマウンドに上がる。
藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura