男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会6日目、グループステージ「グーガ・クエルテン」第3戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がジョン・イズナー(アメリカ)と対戦…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会6日目、グループステージ「グーガ・クエルテン」第3戦でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がジョン・イズナー(アメリカ)と対戦。7-6(5)、6-3でズベレフが勝利し、決勝トーナメント進出を果たした。試合時間は1時間21分。

両者は過去に5回対戦しており、ズベレフの4勝1敗。今年の対戦に限ると1勝1敗だが、最後にズベレフが勝ち越した形になった。

第1セットはお互いに一歩も譲らぬ展開となった。ブレークチャンスを作ることもなく終盤までキープが続き、第12ゲームでイズナーにセットポイントを握られたがズベレフがしのぎ、タイブレークの末に7-6(5)で第1セットをズベレフが奪った。

第2セットもお互いに序盤からキープが続いたが、第8ゲームでズベレフがチャンスをものにしてブレークに成功すると、続く第9ゲームも危なげなくキープし、6-3で第2セットを連取して勝利した。

試合後のインタビューでズベレフは「信じられないくらい嬉しい。一年間頑張ってきた成果が出たと思う。イズナーとの試合はサーブが良いので難しい。彼をよく知っているからこそ、大事な場面で良い選択ができたと思う」と語った。また、サービスエースの数がイズナーの10本に対しズベレフが18本と多かったことについては「理由は分かりませんが、筋トレには毎日励んでいます」と笑顔で答えた。

これで2勝1敗になったズベレフがグループステージ「グーガ・クエルテン」を2位で通過し、明日の準決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)と戦うことが決まった。

また、同グループステージ1位通過のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は準決勝でケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」第3戦でのズベレフ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)