*写真は森薗政崇(左)、上田仁/©︎T.LEAGUE<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 11月16日(金)岡山武道館>岡山が大歓声の中、初のホーム戦を完勝16日、卓球・Tリーグ男子初のホームアウェイマッチが岡山武道館で開催され、ホーム…
*写真は森薗政崇(左)、上田仁/©︎T.LEAGUE
<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 11月16日(金)岡山武道館>
岡山が大歓声の中、初のホーム戦を完勝
16日、卓球・Tリーグ男子初のホームアウェイマッチが岡山武道館で開催され、ホームの岡山リベッツがT.T彩たま を3-1で下し、初の地元開催マッチを制した。
10月のTリーグは両国、立川、名古屋に全チームが集まってのセントラル方式だったが、11月からは各チームの地元を含む全国各地で開催される。
サッカーや野球などでも一般的にはファンの多いホームが有利とされる中、卓球の団体戦ではどうなるか注目が集まったが、岡山リベッツは地元の声援を力に変えた。また10月には不在だった昨年の世界卓球銅メダリストのイ・サンス、若手左腕のイム・ジョンフンの2名の韓国選手が加わり、10月とは全く別のチームと言っていいほどの選手層の厚みを見せた。ダブルス巧者の森薗政崇と上田仁を1番で起用し、強豪・韓国選手を2枚起用できるオーダーは、水谷隼、張本智和を擁し、ここまで全勝で首位を独走する木下マイスター東京にとっても脅威となる。
両チームの次戦は明日17日に予定されている。勢いに乗る岡山はホーム2連戦で琉球アスティーダと、彩たまは場所を東京・立川立飛アリーナに移し、開幕戦で敗れた木下マイスター東京と対戦する。
岡山リベッツ vs T.T彩たま各マッチの解説
1番:上田仁/森薗政崇 2-0 岸川聖也/黄鎮廷
ここまで2戦2勝と彩たまのエースダブルスとして定着した岸川/黄ペアだったが、試合直前のオーストリアオープン・ダブルスで優勝して勢いにのる森薗と岡山リベッツの主将・上田のペアが勝負強さを見せ2-0のストレートで勝利した。ダブルス巧者同士が組む森薗/上田ペアは前試合で水谷/田添組(木下マイスター東京)も下しており、これで2戦2勝と負け無しだ。
2番:イムジョンフン 3-2 吉村真晴
イムジョンフン(岡山リベッツ)
試合直前の今週に岡山リベッツへの加入が発表された世界ランク22位のイムジョンフンが0-2からの逆転勝利で吉村真晴を3-2で下した。Tリーグデビュー戦となったイムは0-2とリードされた3ゲーム目の4-6でたまらずタイムアウト。この追い込まれた展開からの7連続ポイントで一気に流れをつかみ、世界レベルのパワー卓球で一気に試合を制した。
3番:イサンス 3-2 黄鎮廷
昨年の世界卓球シングルス銅メダリストのイサンスが、香港のエース・黄との熱戦を制した。黃の安定したプレーをイサンスのパワー卓球が打ち抜いた形だ。世界トップレベルのプレーを間近で観戦した1000人超のファンは両者の激戦に歓喜の声を挙げた。
4番:上田仁 1-3 チョンヨンシク
岡山の勝利が決まった後の試合となったが、モチベーションの落ちることのなかった「埼玉のヨン様」こと韓国代表のチョンヨンシクが岡山の主将・上田を下し、ここまで4戦4勝。連勝記録を伸ばした。チョンヨンシクの長身から繰り出されるバックハンド連打はTリーガーにとっての驚異となっている。
11/16Tリーグ 岡山リベッツ 3-1 T.T彩たま
◯上田仁/森薗政崇 2-0 岸川聖也/黄鎮廷
11-5/14-12
◯イムジョンフン 3-2 吉村真晴
8-11/10-12/11-6/11-8/11-8
◯イサンス 3-2 黄鎮廷
11-6/11-9/7-11/9-11/13-11
上田仁 1-3 ◯チョンヨンシク
11-8/8-11/9-11/8-11
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文・ラリーズ編集部