連勝で残留を決めた。前試合と同じく立ち上がりに苦しむも、後半からペースを完全に掌握する。激しいディフェンスから走るバスケを徹底し78-56で快勝。インカレ出場、1部残留を獲得した。▼11・13~15 第94回関東大…

   連勝で残留を決めた。前試合と同じく立ち上がりに苦しむも、後半からペースを完全に掌握する。激しいディフェンスから走るバスケを徹底し78-56で快勝。インカレ出場、1部残留を獲得した。

▼11・13~15 第94回関東大学リーグ1部2部入替戦(駒沢屋内球技場他)
1114 対駒大戦 2回戦(駒沢屋内球技場)
明大78141517152811191556駒大

 スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 インカレへの切符をしっかりとつかみ取った。アウトサイドシュートで得点を重ねる明大に対しリバウンドで粘りの攻撃を見せる駒大との一進一退の攻防が続く。1点リードで迎えた後半、明大が真価を発揮する。マンツーマンディフェンスでタフショットを強制すると、リバウンドを拾い素早い攻撃を展開。ゴール下の今川につなぎ、連続6得点を決める。ディフェンスからの速い攻めでリードを広げ、その後も今川、須藤を中心に得点を重ねた。結果78ー56と22点差で圧勝。入替戦を2連勝で終わらせ、12月に行われるインカレ出場権を獲得した。

 17点リードで迎えた第3クオーター(Q)残り2分で、出場メンバーがガラリと変わった。来年度からの戦いを意識した3年生以下のメンバーで残り12分を戦った。「最初はかみ合わなかった」(野口龍太郎・政経3=九州学院)と第4Q、開始1分でチームファウルが4つ溜まってしまう。しかし「タイムアウト明けでしっかり修正できていたので来年度も大丈夫」(今川)と4年生も納得の立て直しを見せ、普段出場機会に恵まれないメンバーも各々のカラーを表現した。今試合はインカレ出場だけでなく、来年度1部リーグで戦うチームを決める試合でもあった。1年後リーグ王者としてトロフィーを掲げるチームにここから成長してみせる。

[田北俊介]

試合後のコメント
今川
――後輩たちの戦い振りはいかがでしたか。

 「練習していないメンバーだったので少しミスはありましたが、タイムアウト明けで修正できていたので来年度も大丈夫かなと思いますね。ミスの時間は練習不足の5分という感じですかね」

須藤
――今試合を振り返ってみていかがですか。

 「リバウンドを取られてセカンドチャンスを与えてしまったのが悪かったです。後半にリバウンドを修正できて、走るところから点を取れたのでリードをつくれたと思います」

――3年生以下で戦ってみて課題はありましたか。 
 「4年生が今まで引っ張ってくれていたので、自分たちが引っ張っていかないといけないと改めて感じました。この緊張感の中で試合できた経験は来年度にとっていい経験になると思います」