男子ハンマー投げの室伏広治が7月8日、スポーツ庁の鈴木大地長官を訪問し現役引退の報告をした。室伏は6月に行われた日本選手権で自己記録を大幅に下回る64メートル74に終わり、リオデジャネイロ五輪の出場権を逃していた。

鈴木長官を表敬訪問した室伏は、「リオデジャネイロ五輪出場が叶わず第一線から退くが、今後は日本のスポーツ界に貢献できるように頑張りたい」と引退後の抱負を語った。

室伏は2004年のアテネ五輪で金メダルを獲得。投てき種目での金メダルはアジア史上初の快挙だった。2012年ロンドン五輪でも銅メダルを獲得している。

41歳となった室伏はリオ五輪選考会を兼ねた日本選手権に2年ぶりの出場。だが5大会連続の五輪出場はならず、試合後に「体力の限界を感じました」と引退を表明していた。

現在は2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事を務めるほか、IOC(国際オリンピック委員会)選手委員の選挙に立候補するなど、後進のため裏からスポーツ界を支えようとしている。