男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会3日目、グループステージ「レイトン・ヒューイット」第2戦で錦織圭(日本/日清食品)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会3日目、グループステージ「レイトン・ヒューイット」第2戦で錦織圭(日本/日清食品)がケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。0-6、1-6のストレートで錦織が敗れ、1勝1敗となった。錦織は第3戦となるドミニク・ティーム(オーストリア)戦に決勝トーナメント進出をかけることになる。

第1セットはファーストサーブが入らず、ストロークでもリズムを作れず1ゲームも奪えなかった錦織。第2セットもアンダーソンのサービスゲームからスタート。またも第2ゲームで30-40とピンチを迎えた錦織は、しのぎきれずにブレークを許す。

主導権をアンダーソンに奪われてしまった錦織は、第4ゲームでも0-40と3本のブレークポイントを握られてしまう。2本は返した錦織だったが、最後は錦織のショットがネットを越えられずにブレークを喫し、これで第1セットから10ゲーム連続でアンダーソンにゲームを奪われ、錦織が1ゲームも取れていないという状況になった。

第5ゲームで錦織は0-30から30-30まで追い上げたが、なんとか決めたいという気持ちから焦ってしまうのか、錦織のショットがことごとくミスとなってチャンスをつかむことができなかった。

そしてゲームカウント0-5で迎えた第6ゲーム。錦織がネットギリギリのスーパーショットを見せてなんとかこのゲームを取り、この試合で初めてサービスゲームをキープした。

続く第7ゲームがアンダーソンのサービング・フォー・ザ・マッチとなった。錦織は第6ゲームを取ったことにより積極的な動きが出始めたものの、反撃するにはすでに遅く、このゲームを破ることができずに第2セットを1-6で落として敗れた。

錦織はこの試合を通してアンフォーストエラーが24本、なかでもフォアハンドのものが15本と多く、決勝トーナメント進出がかかるティーム戦にむけて修正が必要になる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」第2戦での錦織

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)