堂々の優勝を飾った。フリースケーティング(FS)の成績のみで争われる今大会。明大からは4人が出場し、大矢里佳(商2=中京大中京)が3位、井上千尋(商1=椙山女学園)が8位で入賞。団体連覇を果たし全日本学生選手権(インカレ)の出場枠3枠を獲…

 堂々の優勝を飾った。フリースケーティング(FS)の成績のみで争われる今大会。明大からは4人が出場し、大矢里佳(商2=中京大中京)が3位、井上千尋(商1=椙山女学園)が8位で入賞。団体連覇を果たし全日本学生選手権(インカレ)の出場枠3枠を獲得した。

◆11・9~11 東日本学生選手権(東大和スケートセンター)

▼7・8級女子(FS)
3位 大矢 里佳 90.34
8位 井上 千尋 82.34
11位 森  千夏 81.44
25位 土橋 亜海 63.55

大矢が先陣を切った。年明けのインカレにつながる今大会。大矢は冒頭のコンビネーションジャンプをしっかり決めると、続くダブルアクセルも見事に成功させ会場を魅了。東インカレならではとも言える仲間からの大きな声援も「聞こえていたので頑張れた」(大矢)と力に変えた。後半は着氷の細かいミスがあったものの、安定したスケーティングでまとめ上げた。個人成績としては3位と明大女子ではトップの好成績だったが、「小さく滑ってしまった」(大矢)と冷静に自分を見つめる。この反省を糧にインカレでもさらなる活躍に期待だ。

インカレに向けて戦いは続く。井上が8位、森千夏(営2=愛知みずほ大瑞穂)が11位、土橋亜海(政経2=北海)が25位と今一つ乗り切れないでいるが、「着実に状態は上がってきている」(森)。団体優勝も全員の踏ん張りがあってこそだった。「男子の4年生と一緒に出られる最後の試合。いい成績で終わりたい」と森。団体優勝、総合優勝の悲願に向け、今回の勢いそのままにチーム明治が躍動する。

[中野拓土]

試合後のコメント

大矢

――東日本選手権からの修正点はありますか。

 「後半のトリプルループの回転がいつも足りなくなってしまうので、そこを重点的に練習してきました。(切り替えは)点数差があったし自分がまだその点数しか出せないということだと思って切り替えられたと思います」

――インカレは明大を背負った戦いですが、他の試合との違いはありますか。

 「女子で団体優勝したい思いはあるので少しでもミスを減らしたいという思いはありました」

――演技を振り返っていかがですか。

 「自分のためだけではなくて大学のためにも頑張らなければならない試合だったので、回転不足や転倒があって申し訳ないなと思います」

――インカレへの思いをお願いします。

 「4年生の人たちと一緒に出られる最後の試合で、自分が(明大に)入った時にその3人が強いから明大が強いという印象でした。その3人と出られる最後の試合なので自分もいい演技をしたいし、女子もできるだけいい演技で終われるようにしたいと思います」