11月12日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会2日目。男子シングルス「グーガ・クエルテン」第1戦、男子ダブルス「ノウルズ/ネスター」第1戦が行われた。シングル…

11月12日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)大会2日目。男子シングルス「グーガ・クエルテン」第1戦、男子ダブルス「ノウルズ/ネスター」第1戦が行われた。

シングルスでは、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界10位のジョン・イズナー(アメリカ)に6-4、6-3とストレートで勝利。同大会6度目の優勝を目指すジョコビッチはこの試合ブレークポイントを握られることなく、今大会初戦を白星で飾った。

ATP公式サイトによると、ジョコビッチは試合後「身体的、精神的にも良い状態だと感じている。次の試合も楽しみだ」と話し、第2戦アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との試合について「僕はストレートで勝利し、このグループの中で良いポジションに身を置いている。ズベレフもストレート勝利している。素晴らしい試合になるだろう」と話した。

ビッグサーバーとして知られるイズナーは、この試合13本のエースを決めたが、ファーストサービスでのポイント取得率は67%。今までプレーした中でジョコビッチはリターナーとして何位かと聞かれたイズナーは、「彼は1位と2位と3位。確実に今までプレーした中で最高のリターナーだ」とジョコビッチの強さを語った。

一方、世界5位のズベレフは世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)に7-6(5)、7-6(1)で勝利。

第1セット、ズベレフはミスが多くブレークを許すが、後半でブレークバックしそのままタイブレークを制した。そして第2セットもタイブレークへ。ズベレフはタイブレーク1-1から6連続ポイントでセットを連取した。

21歳にしてマスターズ1000のタイトルを3個獲得している次世代No.1候補ズベレフは、最終戦2年連続2度目の出場。初のグループステージ突破に向けて好スタートを切った。

■「グーガ・クエルテン」第1戦までの戦績

[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 1勝0敗

[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 1勝0敗

[5]マリン・チリッチ(クロアチア) 0勝1敗

[8]ジョン・イズナー(アメリカ) 0勝1敗

同大会には、1年の終わりに年間獲得ポイントの高い上位8人(ダブルスは8組)が出場。4人(4組)ずつ2つのグループに分かれ総当たりで戦い、上位2人(2組)ずつが決勝トーナメントに進むというルールだ。◇   ◇   ◇

【11月12日 試合結果】

◆男子シングルス グループステージ「グーガ・クエルテン」 第1戦

〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-4、6-3 ●[8]ジョン・イズナー(アメリカ)

〇[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)7-6(5)、7-6(1) ●[5]マリン・チリッチ(クロアチア)

◆男子ダブルス グループステージ「ノウルズ/ネスター」 第1戦

〇[1]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)6-4、7-6(3) ●[8]ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)

〇[5]マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)6-3、7-6(5) ●[3]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのジョコビッチ

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)