男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会2日目、グループ「グーガ・クエルテン」の第1戦が行われ、世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と世界7位のマリン・チリ…

男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)の大会2日目、グループ「グーガ・クエルテン」の第1戦が行われ、世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と世界7位のマリン・チリッチ(クロアチア)が対戦。ズベレフが7‐6(5)、7‐6(1)のストレートでチリッチを破った。

21歳にしてマスターズ1000のタイトルを3個獲得している次世代No.1候補ズベレフは最終戦2年連続2度目の出場、チリッチは3年連続4度目の出場となる。両者ともグループリーグを突破したことがなく、今回初の突破を目指す。グループ「グーガ・クエルテン」ではこの2人とノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ジョン・イズナー(アメリカ)の4人での総当たり戦が行われ、上位2名が決勝トーナメントへ進出する。

第1セット、ズベレフは大会初戦ということもありコートやボールに対しての感覚が合わないのか、明らかなミスヒットが多くいきなりブレークを許す。それでも後半でブレークバックするとタイブレークを制した。

第2セットも先にリードを許したが、追いつくと、勢いのまま最後のタイブレークも6連続ポイントで制し大事な初戦の白星を掴んだ。

長身で力強いサーブを持つ二人だが、この試合ではストローク戦が多く、ラリーの末のミスも多かった。勝負所でミスが増えたチリッチに対して流れを引き寄せたズベレフが、初のグループステージ突破へ向けて好スタートを切った。

一方のチリッチはこれで最終戦での通算成績は1勝9敗、対ズベレフ戦では1勝6敗とそれぞれの苦手意識が高まる結果となった。(テニスデイリー編集部)

※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのズベレフ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)