悪夢を払拭した。2次リーグ最終戦の相手は中大。第1ピリオドに先制点を許し、前戦の敗戦が頭をよぎるが、第2ピリオド、FW佐久間雄大(政経1=白樺学園)のゴールを含む3得点で逆転。試合終了間近に中大に攻め込まれるが、最終スコア5―3で勝利を収…

 悪夢を払拭した。2次リーグ最終戦の相手は中大。第1ピリオドに先制点を許し、前戦の敗戦が頭をよぎるが、第2ピリオド、FW佐久間雄大(政経1=白樺学園)のゴールを含む3得点で逆転。試合終了間近に中大に攻め込まれるが、最終スコア5―3で勝利を収めた。

◆9・8~11・25 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・11 対中大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
○明大5{0―1、3―0、2―2}3中大


 有言実行のゴールだ。リードを許し終えた第1ピリオド終了後「良い雰囲気がベンチでも控え室でも出ていなかった」(FW府中祐也・商4=武修館)。そんな中、FW宮田佳成(法3=白樺学園)が「2点くらい決めてくる」と一言。すると第2ピリオド開始3分41秒、相手キーパー前にこぼれたパックを押し込み試合を振り出しに戻す。その3分後には、中大のパスミスから宮田がパックを奪いそのままゴールを決め勝ち越しに成功。しかし、リードを持って迎える第3ピリオド、ペナルティから相手にチャンスを与え同点に追い付かれる。それでも「チーム全員で大丈夫と励まし合った」(宮田)。第3ピリオド残り10分21秒、府中のアシストからFW高橋瞬主将(政経4=白樺学園)が決勝ゴール。主将のゴールで勝利を決定付け、連敗を2で止めた。

「優勝のイメージはできている」(高橋)。2次リーグは2位で終了。自力優勝はなくなったため、首位早大の結果に左右される決勝リーグとなるが「可能性はゼロではない」(府中)。絶対王者の威信をかけた戦いが今始まる。

[藤山由理]


試合後のコメント
高橋
――決勝ゴールを決めました。

「僕があそこにいるとわかってくれているからパスが来て、後はもう決めるだけなので打っただけで、そういう人たちが居ないとああいうプレーもできないので感謝しています」

――最後はペナルティを取られながらも守り抜きました。
「あそこで我慢できたのはやっぱり経験値というか、チームとしてああいう場面になって、でも持ち堪えて勝ち切れたというのは経験値として上がった部分だと思います」

――早大が敗戦しない限り優勝はありません。
「そんな人生スムーズにいかないので、成るように成ると思います。それを信じて、3連勝するしかないです。最後は明治が笑っていると思います」

府中
――直前の連敗の影響は、この一週間いかがでしたか。

「気にしていない人はいないと思いますけど、僕はあんまり気にしたくなかったです。優勝するのは他力本願になってしまったんですけど、まだ可能性がゼロじゃないと思うので後輩にいい景色とか、やっぱり4年生すごいなと思わないと卒業できないかなと思います」

宮田
――試合を振り返っていかがですか。

「前回の試合と比べて勝ち切れたので成長できたと思います」

――決勝リーグに向けて意気込みをお願いします。
「チームを優勝に導けるように頑張ります。応援よろしくお願いします」