毎週土曜夜10時、BSテレ東で放送中の卓球情報番組『卓球ジャパン!』

前々回(10月27日放送)では、ついに日本卓球界のキング、水谷隼選手(木下グループ)が初めてゲストとして出演。ハイレベルなプレー&軽快なトークで番組を盛り上げてくれたが、早くも水谷スペシャル第2弾が、11月10日&17日(※)に放送される。※11月17日(土)の放送は夜10時24分から

今回は、番組恒例となっているベストゲームのDEEP解説で、水谷選手が選んだ試合は、2014年世界卓球(団体戦)、男子準決勝ドイツ戦の第2試合、オフチャロフとの一戦。

本人も「激闘です!」と太鼓判を押す、フルゲームでの白熱のバトルを第1ゲームから最終ゲームまで、2週にわたってたっぷりとじっくりと語ってもらう。

さすが世界の水谷選手だけあって、今回のDEEP解説はいつも以上に深くて面白い。

水谷選手と言えば、試合運び、駆け引きの巧さは世界一と言われる頭脳プレーヤー。その本人が、各ゲーム、それぞれのプレーで何を考えていたのか、どうやって難敵を退けたのか、すべて明かしてくれるのだから、面白くないわけがないのだ。

試合は第1ゲームを水谷選手が奪うも、第2、第3ゲームはオフチャロフに奪われるという苦しい展開。終始オフチャロフのチキータに苦しめられ、なかなか活路が見出せなかったのだが、第4ゲームで出したサーブによって流れを引き戻し、大激戦の末に勝利を果たす。

「この試合の最大のポイントは?」という質問に対して、水谷選手も「あの局面でサーブを変えられたこと。練習でもほとんどしたことないサーブだったのに、それをあの場面で出せて、自分の中で限界の幅が広がったと思った。ここでの経験が今でもものすごく生きている」と語っている。

劣勢をひっくり返すカギとなったサーブとは、どんなサーブだったのだろうか。

また、MC・平野早矢香が注目したのが、世界でも水谷選手しか使わないと言われる「ナックルドライブ」。回転をかけないドライブテクニックなのだが、どのようにして回転をかけずに打つのか、そのポイントも解説してくれる。

さらに、水谷選手の真骨頂でもあるロビングも披露。平野早矢香の全力スマッシュを、涼しい顔で返すそのテクニックを見て、武井壮も大興奮

ちなみに水谷選手としては、「(台から)下がったら何てことない。キャッチボールくらいの感覚です」とコメント。これには平野も「勘弁してよ〜!」と苦笑するしかなかった。