【あなたの街のサッカーママを直撃取材!】「"走れ、走れ"って叫んでごめんなさい」自分がサッカーをはじめてプレーすることの…

【あなたの街のサッカーママを直撃取材!】

「\"走れ、走れ\"って叫んでごめんなさい」自分がサッカーをはじめてプレーすることの難しさに気づいたお母さんの話
http://www.sakaiku.jp/series/soccermama/2016/012022.html

サッカーボールを中心とする子どもと大人の物語を紹介する連載『あなたの街のサッカーパパを直撃取材!』。しかし、サッカーに関わる大人は、パパだけじゃない!

今回登場いただくのは、自身もママさんチームでゴールキーパーを務めているというサッカー歴9年の坂本ひとみさん。小4から中1までサッカーをやっていた娘、現在5年生の息子を「家族であり、サッカー仲間」だと言う坂本さんに、サッカーとの関わり、サッカーを始めて変わったことを語ってもらいました。(取材・文 大塚一樹)

■やってみてわかった。娘よ大声で「走れ!」って言ってごめん

「娘に走れ! 走れ! と大声で叫んでいた張本人でしたからねぇ」

今回の主人公、坂本ひとみさんが笑いながら振り返るのは自身がサッカーを始めた9年前のこと。サッカーをしていた娘さんからの勧めもあり、自身もサッカーをプレーしてみることを決意。初めての活動がいきなり大会だった。

「ママさんのフットサル大会だったんですけど、経験者ばかりの中にポッと私だけが入って」

学生時代はバレーボール、独身時代は、スポーツインストラクターとして、ゴルフのツアートーナメントに帯同したこともあった。体を動かすことには自信があったのだが、サッカーは勝手が違った。

「まず体力がないことを痛感しました。ルールもあまりよくわかっていない状況で、とにかくゴールにボールを入れればいいのね? と走っていましたが、少し動いただけでゼェゼェハァハァ(笑)。娘に謝らなきゃいけないなと思いましたよ」

小4からサッカーを始めた娘には、熱心に声援を送っていた。自分が運動をやっていたこともあり「もっとできる!」「もっとがんばれ!」という思いを反映させた声がけが多かった。

「やってみると、自分もできない。娘にはいつも『もっと走れ!』って言っていたんですけど、『ごめんなさい。走ってわかりました』ですよね」

大人なって本格的な運動から遠ざかっていたとはいえ、サッカーの「走る」は運動強度だけではない難しさがあることにすぐに気がついた。闇雲に走ればいいとわけでもない。やりたいことと自分の動きがチグハグで、思うように動けないフラストレーションもあった。坂本さんは、汗だくになりながらボールと周囲の動きを見ながらタイミング良く走らなければいけないことに気がついた。

そこから、自分もサッカーをちゃんとやってみようという思いが強くなった。

「大人はどうしても頭が先。ボールを蹴るのはキック力でなんとかなりましたが、ボールタッチやさばき方、体重移動など、考えてから動いていたのではダメ。できないことが悔しくて、娘に聞きながら頑張りました」

もともと仲が良かったという娘とは、サッカーという共通の話題ができたことで、さらに会話の頻度が増え、内容も深まった。

「娘に教えてもらいながらです。サッカーを始めたのも、いまやっているのも娘のクラブのママさんチームなんです」

年齢やカテゴリは違えど、娘はチームメイト。中1までサッカーを続けた娘は、別の競技をやっているが、サッカーの話で盛り上がるのは変わらない。いまは小学5年生になった息子がチームメイトだ。

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