日本ハムの栗山英樹監督が8日、中田翔内野手へ「ボチボチ行きましょうか」とゲキを飛ばした。■悩める4番に「ボチボチ行きましょうか」 日本ハムの栗山英樹監督が8日、中田翔内野手へ「ボチボチ行きましょうか」とゲキを飛ばした。 悩める4番はロッテ戦…

日本ハムの栗山英樹監督が8日、中田翔内野手へ「ボチボチ行きましょうか」とゲキを飛ばした。

■悩める4番に「ボチボチ行きましょうか」

 日本ハムの栗山英樹監督が8日、中田翔内野手へ「ボチボチ行きましょうか」とゲキを飛ばした。

 悩める4番はロッテ戦(札幌ドーム)の初回の第1打席で4戦連続安打となる左前安打を放って1イニング7得点を演出。8回先頭の中前安打で6月4日の巨人戦(東京ドーム)以来、出場21試合ぶりのマルチ安打をマークした。栗山監督は不動の4番から復調の兆しを感じ取ったようだ。

「内容が良くなってきた。ボチボチ、そろそろ行きましょうか。そういう感じです」

 チームの12連勝中、中田は38打数7安打の打率1割8分4厘、0本塁打、3打点と不振。15日のDeNA戦(横浜)で150号へ王手をかけてから出場12試合でアーチはない。打線は連勝中の12試合のうち8試合で2桁安打を記録しているが、ここからが中田の仕事だという。

■球団記録の14連勝目前、「こっちは上だけを見て」

「本当にここからが勝負なので。状態のいい選手が必ずずっといくわけでない。苦しい時に、翔の助けが必要になる時が必ず来る。こっちはそれを信じて前に進んでいる」

 07年に記録した球団記録の14連勝へ、あと2勝。9日は有原航平、10日は大谷翔平とエース級2人で快挙を目指す。

「(連勝は)全く関係ない。こっちは上だけを見て、どうやって戦うか。それだけを選手たちも意識してくれているはずなので。上だけみて、しっかりやっていく」

 熱く会見を締めた栗山監督。ソフトバンクとは5.5ゲーム差。ホークス追撃へ、不動の4番の復活を誰よりも待っている。