男子ツアー最終戦として、年間上位8選手で競い合う「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)。世界ランキング7位のマリン・チリッチ(クロアチア)は3年連続、4度目の出場となる。チリッチはツア…

男子ツアー最終戦として、年間上位8選手で競い合う「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月11~18日/室内ハードコート)。世界ランキング7位のマリン・チリッチ(クロアチア)は3年連続、4度目の出場となる。

チリッチはツアー最終戦に2014年、2016年、2017年と3度出場し、いずれの年もグループステージで敗退。ツアー最終戦での戦績は1勝8敗で、唯一勝利を挙げたのは2016年グループステージ第3戦での錦織圭(日本/日清食品)との対戦だ。

30歳のチリッチは今シーズン、1月の「全豪オープン」決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に敗れたものの準優勝。1月29日から4月16日付けの世界ランキングでは自己最高の3位を記録した。そして6月の「ATP500 ロンドン」では決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って優勝し、キャリア通算18個目のタイトルを獲得。ジョコビッチが完全復活を果たす前ではあるが、チリッチは重要な局面で強いメンタルを見せ約3時間の戦いを制した。

チリッチにとって4度目の「Nitto ATPファイナルズ」、グループステージ第1戦ではアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦予定。前年同大会第1戦でも対戦し敗れているチリッチ、今大会リベンジを果たし好スタートなるか。◇   ◇   ◇

グループステージの組み合わせは、次の通り。

■グループ「グーガ・クエルテン」

[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア):世界ランキング(シングルス)1位

[3]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ):世界5位

[5]マリン・チリッチ(クロアチア):世界7位

[8]ジョン・イズナー(アメリカ):世界10位

■グループ「レイトン・ヒューイット」

[2]ロジャー・フェデラー(スイス):世界3位

[4]ケビン・アンダーソン(南アフリカ):世界6位

[6]ドミニク・ティーム(オーストリア):世界8位

[7]錦織圭(日本/日清食品):世界9位(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 パリ」でのチリッチ

(Photo by Justin Setterfield/Getty Images)