ＧＫ小島がＵ２１日本代表のＵＡＥ遠征メンバーに選出

　７日、Ｕ２１日本代表の招集メンバーが発表され、早大からＧＫ小島亨介（スポ４＝名古屋グランパスＵ１８、大分トリニータ来季入団内定）が選出された。Ｕ２１日本代表は、１４日から２０日にかけてアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で開催される２３歳以下が対象の国際親善大会に参加する。

　小島は８月にインドネシアで行われたアジア競技大会にも帯同し、６試合に出場。決勝でＵ２３韓国代表に敗れて頂点にこそ届かなかったが、日本の銀メダル獲得に貢献した。同大会から帰国後は、『中０日』で早大の一員として総理大臣杯・鹿屋体大戦に先発出場。その後も、全ての公式戦でゴールを守ってきた。今月４日の関東大学リーグ戦（リーグ戦）の筑波大との大一番でビッグセーブを連発するなど、早大の首位堅持を支えている。

リーグ戦のフルタイム出場を継続中の小島

　今大会は、日本、クウェート、アジア競技大会３位のＵＡＥ、同大会ベスト８のウズベキスタンの４カ国による総当たり方式で行われる。各チームにとって、来年３月のＵ２３アジア選手権２０２０予選大会に向け、貴重な強豪との実戦の機会。特に、日本以外の３カ国にとっては、Ｕ２３アジア選手権の結果が東京五輪の出場権獲得につながるため、今回は親善試合ではあるものの、真剣勝負さながらの戦いが期待される。小島にとっても、目標とする東京五輪出場に向けて守護神の座を守るべく、今回もアピールを続けていくことになる。
　一方で、早大は１７日にリーグ戦の第２１節順大戦を予定。今季初めて小島が代表招集によって不在の中で公式戦を戦うことになるが、ＧＫ千田奎斗（スポ２＝横浜Ｆ・マリノスユース）らＧＫの層は厚い。来季の正ＧＫ争いに向け、いち早く名乗りを上げるのは誰になるのかにも注目だ。

（記事　守屋郁宏、写真　大山遼佳）