4日、大会最終日となったアジアユース選手権2018(中国・重慶)では、全カテゴリー(ジュニア、ユースA、ユースB)でスピード種目が行われ、ユースB男子で抜井亮瑛が年齢を問わず日本人として同種目の公式国際大会初優勝という快挙を成し遂げた。

 2003、2004年生まれのユースBカテゴリーに属する抜井は、午前に行われた予選を自己ベスト7秒44に迫る7秒62で4位につけて決勝トーナメントに進出。16名で争われるトーナメントは初戦を0.12秒差で切り抜けると、勢いに乗って準々決勝も制した。

 続いて予選首位の中国人選手と相対した準決勝では渾身のパフォーマンスを披露。日本人4人目の6秒台となる6秒94を叩き出し、8秒48と出遅れた相手を抑えて決勝に駒を進めた。迎えた決勝では、トーナメントで最速の6秒72をマークした相手選手がまさかのフォルススタート(フライング)となり、最後は運も味方に付けた抜井が日本人初の栄冠に輝いている。川又も5位入賞と健闘した。

 その他カテゴリーでは、予選を突破する日本人選手はいたものの表彰台はならず。女子はジュニア(1999、2000年生まれ)で中村真緒の9位が最高だった。これで2018年のアジアユース選手権は全日程を終了。日本は金11個、銀8個、銅9個で合計28ものメダルを獲得し、メダル獲得数2位の中国(合計12個=金3、銀4、銅5)に大差を付け、アジアで圧倒的な力を見せつけた。

<スピード・ユースB決勝>

【男子】
1位:抜井 亮瑛(香芝市立香芝北中学校)/7秒13
2位:Jeon Haram(韓国)/false start
3位:Yan RuiHong(中国)/6秒76
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5位:川又 玲瑛(宇都宮市立瑞穂野中学校)/8秒27 ※決勝T進出
15位:前田 健太郎(滋賀県立草津高等学校)/9秒58 ※決勝T進出
21位:吉田 智音(奈良県立青翔中学校)/11秒91

【女子】
1位:Amanda Narda Mutia(インドネシア)/9秒44
2位:Li JingYu(中国)/10秒99
3位:Jeong Jimin(韓国)/9秒57
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18位:工藤 花(山形市立第四中学校)/14秒09
20位:森 秋彩(つくば市立手代木中学校)/15秒95
22位:美谷島 ももか(私立日本大学中学校)/16秒29
24位:谷井 菜月(橿原市立光陽中学校)/18秒03

<スピード・ユースA決勝>

【男子】
1位:Li JinXin(中国)/7秒56
2位:Karim POUR Porya(イラン)/fall
3位:Khan Sahil(インド)/14秒26
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16位:大政 涼(愛媛県立東温高等学校)/8秒91 ※決勝T進出
20位:伊勢 一真(滋賀県立草津高等学校)/9秒12
21位:小西 桂(私立慶應義塾高等学校)/9秒21
23位:西田 秀聖(私立天理高等学校)/10秒30

【女子】
1位:Darabian Mahya(イラン)/9秒34
2位:Ni MingWei(中国)/10秒35
3位:Song YiLing(中国)/8秒34
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10位:菊地 咲希(東京都立世田谷総合高等学校)/13秒69 ※決勝T進出
11位:栗田 湖有(私立東京学館新潟高等学校)/13秒75 ※決勝T進出
14位:平野 夏海(私立国士舘高等学校)/15秒010 ※決勝T進出

<スピード・ジュニア決勝>

【男子】
1位:Kiromal Katibin(インドネシア)/6秒05
2位:Alipour Shenazandifar Milad(イラン)/6秒42
3位:Lee Yongsu(韓国)/6秒93
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13位:今泉 結太(私立翔洋学園高等学校)/7秒85 ※決勝T進出
19位:本間 大晴(日本大学)/10秒43
21位:田中 修太(新潟県立直江津中等教育学校)/fall

【女子】
1位:Deng LiJuan(中国)/9秒04
2位:Li XiaoYu(中国)/9秒76
3位:Tian PeiYang(中国)/不戦勝
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9位:中村 真緒(青山学院大学)/12秒00 ※決勝T進出
13位:西田 朱李(千葉県立幕張総合高等学校)/14秒80 ※決勝T進出
16位:高田 こころ(早稲田大学)/14秒97 ※決勝T進出
18位:森脇 ほの佳(羽衣国際大学)/17秒51

※左から氏名、所属国・先、成績
※1・2位選手の成績は決勝記録、3位選手の成績は3位決定戦記録
※その他日本人選手の成績は今大会の最高記録

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