第19節は、前期リーグ戦で勝利を収めた法大と対戦した。前半10分にゴール前でこぼれ球を押し込まれ早々に失点すると、後半17分に追加点を献上。0―2で敗れた。残り3節で首位・早大との勝ち点差が11のため、今節をもって優勝の可能性は消滅した。…

 第19節は、前期リーグ戦で勝利を収めた法大と対戦した。前半10分にゴール前でこぼれ球を押し込まれ早々に失点すると、後半17分に追加点を献上。0―2で敗れた。残り3節で首位・早大との勝ち点差が11のため、今節をもって優勝の可能性は消滅した。

 

 

 シュート数は勝るも、完封負けを喫した。1点を追いかけ迎えた後半17分、中盤でボールを奪われると、相手攻撃陣は一気に加速する。右サイドでつながれ右PA付近からシュート。一度はポストに助けられたが、無情にも跳ね返ったボールは相手に渡り、ゴールネットを揺らした。「切り替えが悪かった」(森下)。一試合を通して9本のシュートを放った明大に対して、法大は5本。拮抗(きっこう)した試合展開の中で、少ない決定機を確実に射止められてしまった。

  

 今節で敗戦したことにより、リーグ戦優勝の可能性は消滅。「1位を取れないことは本当に悔しい」(森下)と唇を噛んだ。しかしリーグ戦はまだ終わったわけではない。「最後まで一戦一戦集中して戦いたい」(岩武)。次節は前期リーグ戦では引き分け、7月の関東大学トーナメントで敗戦と今季勝利できていない駒大と対戦。切り替えて勝利をつかみ取る。

[浅野拓磨]

 

栗田大輔監督 

――今試合を振り返っていかがでしたか 

「法政がもうすごく気合いが入っていいチームだったので、もう完敗だと思います」

村田 

 ――一番の敗因を教えてください。 

「単純に力不足です。準備はしてきたつもりでした。しかし勢いやゴール前の精度を欠いた結果がこれだと思うのでもう一度練習から気迫を持ってやっていきたいです」

  

――試合後に何を話し合いましたか。 

 「サイドハーフとの確認やFW同士でどうだったかという振り返りはしました。これからしっかり話して反省していきたいと思います」

森下 

――リーグ戦も残すところ3節です。 

 「1位を取れないのは本当に悔しいです。そういう悔しさをぶつけて残り試合を戦っていきたいのと、最終的にインカレを取って4年生とともに喜びを分かち合うというのが自分たちの本意です。それを達成できるように一試合一試合戦っていかなければいけないと思います」

――次節は駒大戦です。 

 「絶対に勝ちたい相手なので、走り切りたいです」